2007年11月04日
コンテンツ番号4303
平成19年度北秋田市文化祭が閉幕
(2007.11.4)
平成19年度北秋田市文化祭の最終日となった4日、市文化会館では前日に引き続き芸能発表が行われ、市内各グループ、教室などが楽器や歌の演奏、踊りの各分野で活動の成果を披露し、訪れた市民らを熱演で感動させました。
この日出演したのは、太極拳、カラオケ同好会、舞踊教室、コーラスグループ、詩吟、ダンスサークルなど19グループ。
最初に登場した健康太極拳森吉友好会は、演目「柔(やわら)」を披露。太極拳は、健康維持やストレス発散などに効果的といわれ、本市でも多くのサークルが活動しています。この日も森吉、合川、鷹巣の3グループが出演し、演目に合わせた衣装で、大きくゆったりとした演舞を披露し、会場のお客さんたちも気持ちが癒されていたようでした。
続いて登場した阿仁カラオケ同好会は、6人の会員が得意のレパートリーを披露。伊藤一雄さんの「風よ(北島三郎)」に始まり、5人が美声を響かせ、トリをとった御年84歳の戸嶋富雄さんが、氷川きよしの「番場の忠太郎」を熱唱し、会場から大きな拍手を浴びていました。
今年の発表会では、伴奏や演奏曲に「千の風になって」を選ぶ団体も多く、オカリナ演奏の「ウィンズ・オカリナ」、女性合唱団「る・それいゆ」では、同曲を演奏、また健康太極拳合川教室も「24式演舞」として演目にしています。ウインズ・オカリナは、ギター伴奏による素朴なオカリナ演奏で「千の風になって」「魔女の宅急便より“仕事はじめ”」など3曲を演奏し、会場を癒しの世界に包み込みました。
午後の部は、合唱団「る:それいゆ」、声楽グループ「秋田声楽研究会&同合唱団」の合唱で開幕。両グループとも女性ならではの美しいハーモニーを披露しました。
この後、舞台転換の合間に、市広報の音読ボランティアなどの活動をしている「たかのす朗読ボランティアやまびこ」の会員が、“女工哀史”としても知られる史実を原作にした絵本「野麦峠」を朗読し、感動を伝えました。
日本舞踊、大正琴演奏の後発表されたのは、オリジナル舞踊同好会の演目「ガードしたの靴みがき」。宮城まり子などの歌唱で知られる同名の昭和の流行歌を歌いながら、ミュージカル調にダンスを踊る演目で、靴磨きのお客さんとして市の生涯学習課長など居合わせた3人の男性が登場すると、会場からやんやの歓声が上がり大受けでした。
今年の文化祭の最後の演目となったのは、リズムダンスサークルによる大人と子どものダンス。大人は9人が、子どもは23人が出演し、それぞれ「恋の季節」「ジプシーキング ホテルカリフォルニア」、「学園天国」「YOSAKOI(よさこい)パワー」を熱演しました。特にトリをとった子どもたちによる「YOSAKOIパワー」では、終演後、大きな拍手とともにアンコールの声がかかり、子どもたちはきょとんとしながらも「ご声援ありがとうございました」ときちんとお礼のあいさつをしていました。
このほか、隣接するみちのく子ども風土記館前では裏千家児玉社中のお茶席が開かれ、立ち寄った市民らが、黄色く色着いたイチョウ並木を眺めながら、お点前を楽しんでいました。