2026年05月22日
コンテンツ番号20438
ワンヘルス(One Health)とは、地球上に暮らす人・動物・環境の健康を一体的に守っていこうという考え方のもと、関係者が協力して取り組む概念をいい、日本ではその成功例として「狂犬病への取り組み」が挙げられます。
かつては日本でも多くの犬と人が命を落としていましたが、1950年に「狂犬病予防法」が施行され、獣医療と行政による水際対策や飼い犬の登録と年1回の予防注射の義務化、野良犬の取り締まりなどの対策の結果、1957年を最後に感染や発症例は途絶えており、動物の健康を守ることで人間と環境が守られるという成果に結びつきました。
狂犬病に限らず海外のウイルスがいつ持ち込まれても不思議ではない状況にあるものの、現代の日本に暮らす私たちにとって、狂犬病はどこか遠い過去の病気、あるいは海外の出来事のように感じられるかもしれません。
しかし、世界に目を向けると今でも毎年約5万人もの命がこのウイルスによって奪われています。
愛犬を守ることは、結果として家族や社会、地球全体の健やかな未来を守るワンヘルスにつながっていますので、飼い主の義務として年1回の予防接種は必ず受けましょう。
