2008年11月12日
コンテンツ番号2648
秋田杉のチェンソーアート作品を寄贈
(2008.11.12)
チェンソー(回転のこぎり)を使った彫刻「チェーンソーアート」作品の制作活動を行っている北秋田チェンソークラブ(福森卓会長)から北秋田市への作品の贈呈式が11月12日(水)、市役所玄関前で行われました。
チェンソーアートは、木を切る道具・チェンソーを使い動物などの彫刻作品を作ります。エンジン音を響かせながらチェンソーを操り、短時間で作品を仕上げる過程は、スポーツやパフォーマンスの要素を兼ね備え、また、建築材には不向きな杉の伐根部分などを素材として使用することから、森林保全にも役立ち、地球に優しいエンタテイメントとして年々愛好者が増えています。
同クラブは昨年2月、20人ほどの会員で発足。今年6月に開かれた第59回全国植樹祭をチェンソーアートで盛り上げ、また、林業のPRにもつなげようと設立されました。会員は、自由に作品を創作しているほか、全国植樹祭や10月12日に北欧の杜公園で開かれた第1回東北チェンソーアート競技大会、市産業祭など各種イベントや大会に参加、腕前を磨いています。
贈呈式では、福森会長が佐藤修助副市長に作品の目録を手わたした後、2体の作品を除幕、集まった市民らにお披露目されました。
寄贈を受けて佐藤副市長は、「植樹祭が開催されたことをきっかけとなって北欧の杜公園やマタギ街道など市内各所に作品が飾られるようになった。市民に感動を与えてくれるこのような作品を作り続けているクラブの活動に敬意と感謝の気持ちを表したい。ますます活動がさかんになり市を元気にしてほしい」などとお礼の言葉を述べました。
寄贈されたのは、同クラブの高頭(たかとう)義幸さんと成田耕造さん、また10月25日・26日に鷹巣体育館で開催された北秋田市産業祭でチェンソーアーティストの西間健さん(岩手県岩泉町)が制作した10作品。このうち高頭さんは「鷹の親子」、成田さんは「フクロウの親子」、西間さんは「鯉の滝登り」など8体を制作、いずれも高さが140cmから180cmほどと大きく、見ごたえのある作品ばかりです。
福森さんは、「市の施設などで活用し、市民に喜んでもらえればうれしい。また、地域の林業や北秋田市のPRに少しでも役立てば」、と話していました。
作品は、贈呈式のあと、市役所ほか合川・森吉・阿仁支所および米内沢病院に各2体が運搬され、玄関ホール等に展示されました。各施設にお出での祭は、ぜひチェンソーアート作品もご覧ください。
なお、チェンソーアートに関心のある方、クラブに加入を希望される方は、下記までお問合せください。
お問合せ先
北秋田チェンソーアートクラブ
北秋田市阿仁銀山字下新町119-6 古河林業(株)阿仁林業所内
TEL:0186-0186-82-2313 FAX:0186-82-3181