2010年09月01日
コンテンツ番号6615
移動行政懇話会(合川地区)
市のまちづくりや行政課題などについて市民と語り合う合川地区の移動行政懇話会が9月1日(水)、合川農村環境改善センタ−で開かれ、参加者が市長や市の担当者と新医療整備基本構想や地域要望などについて意見を交わしました。
移動行政懇話会は、市の現状や周知事項を説明するとともに、行政への意見・要望を伺う機会として各地区で開催するもので、合川地区会場の合川農村環境改善センターには、自治会や町内会長など市民約30人が参加しました。
開会にあたり、津谷市長が「合併から5年経過しましたが、合併当時からの課題であった事務事業の統一、職員の削減などはおおむね順調に推移してきているが、新たな課題もおきてきている。自助、共助、公助を基本とした課題の解決に向けてこれからもよろしくお願いしたい。市の現状、抱えている問題をみなさんに理解していただきながら意見や要望を踏まえながら一緒に住みよい北秋田市を作っていきたい。先週策定された北秋田市新医療整備基本構想の概要や先月実施した北秋田市民意識調査の概要などを説明させていただきながら、限られた時間ですがみなさんと意見交換をさせていただきたい」などとあいさつ。
市からの報告では、市の担当職員が、市民意識調査の結果や北秋田市新医療整備基本構想の概要、国勢調査への協力依頼、住宅用火災報知機の設置促進について説明しました。(詳しい報告内容はこちら)
意見交換では、質疑を含め参加者から意見、要望が出されました。
主な質問・意見とその回答は次のとおりです。
合川農村環境改善センターの使用料が外に比べ高い。統一的なものにしてもらえないか。
集会施設、公民館施設は使用料が違うということで調整が済んだことになっている。冷房料が時間や半日設定など違うため検討してみたい。
地域医療構想策定委員会の一般市民からの公募と選定の状況、財政的な持ち出しはいくらぐらいか。策定委員会の意見等が載っているのか。医療に対する不安が多々あると思うが地域の要望がどう反映されたのか。即急に医者の確保のための対応策を。
8名の方が応募し、3名の方にお願いしたている。約27万円が報酬として支払われている。 基本構想そのものには詳しく載っているので市のホームページや各窓口センター、関係施設で閲覧という形で置きたい。治療は終わったが在宅で面倒をみられない患者が増えてくる可能性がある。地域医療連携センターについては実施段階で大きな課題になってくる。 医師確保については、いろんな方々の力添えや皆さんのご支援を頂きながら取り組んできた。たとえば、昨年、非常勤で大腸がん検診の内視鏡検査をしていただく先生を4月から市民病院にきていただいている。また、4月に米内沢病院の整形外科へ大学の方から出せないということもありましたが、5月から復活していただきました。更に市民病院に関しては、9月に1人、10月に1人常勤の医師を確保することができた。ここだけでなく全国的にも厳しいが、一挙に5人10人と増やすのは難しいことだが地道に一人二人と増やしていきたい。
平成23年3月に米内沢病院が廃止されるが、療養病床はどうなるのか。
病院の解散後の療養病床については、北秋田市民病院を運営している厚生連と基本的に受け入れの合意はしている。どういう形で迎え入れるかは事務レベルで詰めているところです。
森吉山ダムが完成し、稼働するが上水道の見通しは。
ダムの水を活用し、上水道としては9500トンの計画で進めている。
市民の一体感を出す市民歌を制定できないか。
旧町の町民歌に愛着を持っている方もたくさんいると思うが、市として行事等に統一した市民歌も必要になってくるのではないか。節目の時に市民歌を制定するのもひとつだが、音楽家が出ている地域でもあり市民歌がないのもさみしい感じもするので検討させていただきたい。
市民病院に対し、患者に親切な対応をお願いしたい。
市民病院ですので話はストレートにさせてもらっている。苦情を直接面と向かってお医者さんや看護婦さんに言えない方々が市に直接言ってもらうように医療推進課にも窓口をつくっているのでこれからも話をしていきたい。
来年度予算の関係で、地域の環境や農地の整備等ビジョンなどを考えているのか。
具体的な中身については正確な情報が入っていない。土地改良事業を含めた農地整備関係については長期計画の中で、これから5年から6年の計画をしているのがある。かなりの事業費を費やすので単年度で解決できる状況ではないが年次計画で取り組んでいきたい。
※他の会場の様子は
(2010.9.1)