2016年06月08日
コンテンツ番号8608
平成28年6月7・8日、北秋田市消防本部訓練場において消防救助技術署内選考会が行われ、各隊員が日ごろの訓練成果を大いに発揮しました。この訓練は、救助技術の高度化に必要な基本的要素を練磨することを通じて、消防救助活動に不可欠な体力、精神力、技術力を養うとともに、消防救助隊員が一同に会し、競い、学ぶことを通じて、他の模範となる消防救助隊員を育成し、市民の消防に寄せる期待に力強く応えることを目的に実施しています。
①ロープブリッジ渡過6名、②はしご登はん4名、③ロープ応用登はん2組4名、④ほふく救出2組6名、⑤引揚救助1組5名、以上5種目22名(重複含む)が参加しました。選考された救助隊員は平成28年7月5日(火)、秋田県消防学校で行われる「消防救助技術秋田県大会」に出場します。また、上位入選者は下記大会に出場することができます。
「第45回東北地区支部消防救助技術指導会」 平成28年7月29日(金) 青森県八戸広域消防本部
「第45回全国消防救助技術大会」 平成28年8月24日(水) 愛媛県松山市
ロープブリッジ渡過
水平に展張した渡過ロープの、スタート地点から折り返し地点までの往復40mの間を、往路はセーラー渡過、復路はモンキー渡過し、その安全確実性と所要時間を評価する。標準所要時間~28秒
はしご登はん
塔前5mの位置からスタートし、自己確保の結索を行った後、垂直はしごを15m登はんし、その安全確実性と所要時間を評価する。標準所要時間~24秒
ロープ応用登はん
登はん者が塔前2mからスタートし、地上高15mの到達点まで器具を使わずにロープのみで登り、その安全確実性と所要時間を評価する。標準所要時間~16秒
ほふく救出
3人(要救助者を含む)1組で、2人がB塔又はC塔後方10mの位置からスタートし、空気呼吸器を着装して確保ロープ及び小綱を両足首に結着した後、煙道を検索して、要救助者を屋外に救出し、2人が協力して要救助者を搬送するまでの安全確実性と所要時間を評価する。標準所要時間~62秒
引揚救助
5人(要救助者を含む)1組で、2人が空気呼吸器を着装してスタート地点(塔上)より塔下に至り、検索後、要救助者を「二人搬送」により救出し、他の2人と協力して塔上へ引揚げ、救助及び脱出するまでの安全確実性と所要時間を評価する。標準所要時間~150秒