2025年05月20日
コンテンツ番号18780
学びと遊びで成長し続ける北秋田市
(2025年5月20日)
観光物産協会解散総会および北秋田まちづくり観光協会設立総会が5月20日(火曜日)に交流センターで開催されました。
当協会では、会員の高齢化や事業の偏重、役員のなり手不足等の様々な課題を抱えている深刻な状況でした。これを踏まえ、当協会が市に相談した結果、従来の事業をいったん白紙に戻し、観光地域づくりを中心とした新たな法人として再構築を図ることとなりました。市の伴走支援のもと、会員や市民を交えた話し合い、役員会を経て課題解決に向けた方策を取りまとめました。そして、任意団体としての当協会を解散することを前提に、今年4月に新法人の設立登記を完了し、今回の設立総会をもって正式に新たなスタートを切りました。(前協会の正式な解散は5月31日)
新法人名に「まちづくり」という言葉を加えることで、北秋田全体の未来を見据えた観光協会としての活動姿勢を明確に示し、地元の様々な観光資源を活かした体験型の商品開発や、情報発信の強化・拡充、若い世代が参画できる仕組みづくりを進める、という意味が込められています。
北秋田まちづくり観光協会は「学びと遊びで成長し続ける北秋田市」の地域ビジョンのもとで、観光という言葉を「学びと遊び」という広い意味で捉え「協働の観光地域づくり」「ファンを作る情報発信」「学びと遊びの商品開発」の3本柱を据えて、市民や関係者と一緒に事業を展開していく方針です。
総会では、会員を代表して髙橋伸幸さんが「発足して10年が経ち、社会環境が大きく変化し、観光振興として地域の活性化を担う組織となるためには、事務局の改正や、財政基盤・情報発信の強化など、次のステップに進まなければならない時期を迎えている。そこで当協会は、これまでの任意団体を解散し、法人格をもつ一般社団法人『北秋田まちづくり観光協会』へと生まれ変わる決断をした。新法人は、イベント中心とした事業を見直し『学びと遊びで成長し続ける北秋田市』をビジョンに据え、暮らし・産業を含めた総合的な観光地域づくりに取り組むこととし、若い世代が参画しやすいように、体験型コンテンツや、情報発信を強化するとともに、地域DMOへの登録も目指していく。本日の総会が、北秋田市の未来を共に切り開く第一歩となれば幸いである。長年にわたり当協会を支えてくださった会員の皆さま、そして行政ならびに関係団体の皆さまに心より御礼申し上げるとともに、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻をお願い申し上げる」などとあいさつを述べました。
また、来賓を代表して津谷市長が「本日お集まりの皆さまには、平素から当市の観光振興ならびに市政全般にあたって大変温かいご尽力を賜っていることに、心から感謝申し上げる。当市の観光に取り巻く環境については、大館能代空港の羽田便の3便化や、日本海沿岸東北自動車道の延伸に加え、森吉山の国立・国定公園化の動き、総合アウトドア企業『モンベル』との連携強化など明るい観光資源が着実に整いつつある。その一方で、当市のこれまでの観光振興において重要な役割を担ってきた観光物産協会は、会員の高齢化や、役員のなり手不足などを経て、活動が停滞し、存続が危ぶまれていた。そうした中、協会内で危機感を共有し、1年をかけて観光地域づくりを柱とする、法人化への再構築に向けた真剣な協議を重ね、本日このような設立総会を迎えられたことに、当協会の役員ならびに会員の皆さまに心から敬意を表する。新協会のますますのご発展とご健勝お祈り申し上げるとともに、本総会が、市の観光振興における新たな出発点となれば幸甚である」などとあいさつを述べました。
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あいさつを述べる髙橋さん -
あいさつを述べる津谷市長