2025年01月20日
コンテンツ番号18334
一人ひとりの意識が安全な未来をつくる
(2025年1月20日)
令和7年「交通安全祈願祭」(北秋田地区交通安全協会)が1月20日(月曜日)に市民ふれあいプラザで行われ、交通安全関係機関の代表者など約50人が出席し、今年1年の交通安全を祈願しました。
交通安全祈願祭は、年頭にあたり地域の交通安全を願う関係団体が一堂に会し、悲惨な交通事故を1件でも減らすことを祈願するもので、地域の方々一人ひとりが交通法令を遵守し、正しい交通マナーの実践と人命尊重の精神を身につけ、交通安全意識の高揚を図ることを目的に行われています。
はじめに、令和6年中の支部の交通事故犠牲者に対する黙とうを捧げ、鷹巣神社宮司によるお祓いのあと、北秋田地区交通安全協会長、北秋田地区事業主交通安全推進協会長、北秋田地区安全運転管理者協会長、北秋田警察署長、北秋田市長(副市長)、上小阿仁村長(副村長)、北秋田地域振興局長、北秋田地区交通指導隊連合会長、北秋田市老人クラブ連合会長、上小阿仁村老人クラブ連合会長、北秋田市交通安全母の会会長、上小阿仁村交通安全母の会会長が玉串を納める神事が執り行われました。
神事のあと、黒澤芳彦北秋田地区交通安全協会長、加賀屋真北秋田警察署長があいさつし、来賓として河田浩文副市長(市長代理)、惠比原上小阿仁村副村長(村長代理)、岡部研一北秋田地域振興局長がそれぞれあいさつしました。
このうち、主催者の黒澤北秋田地区交通安全協会長は「交通事故自体は微減となっているものの、死亡事故というものは、被害者も加害者にも大きな犠牲が伴う。毎年死亡事故ゼロを目指しているが、実現は難しいものの、それを目指してまい進することが交通安全運動の務めであると考える。今後も死亡事故ゼロを目指して皆さまとともに努力してまいりたい」などとあいさつしました。
また、来賓の河田副市長は「昨年末から県内は大雪に見舞われ、北秋田地区でも例年を大きく上回っている。県内各地では、路面状況の悪化等を原因の事故が相次ぎ、『高齢者交通死亡事故多発注意警報』が発令された。悲惨な交通事故を防ぐことは、すべての市民にとって共通の願いであり、安心で安全な地域を築いていくことが重要で、今後も北秋田警察署をはじめ、関係各所との連携を深めて『事故のない北秋田市』を目指して取り組んでいきたい。祈願祭を契機に、この地域から交通事故がなくなることを願う」などとあいさつしました。
最後に、出席者を代表して、森吉地区交通安全母の会の松橋セツ子会長が「交通事故のない安全で住みよい郷土を築くことは、北秋田市民・上小阿仁村民の切なる願い。その願いも虚しく、いまだに多くの人命が失われていることは誠に残念なことである。私たちは交通事故の現状を厳しく受け止め、人命の尊重と理念のもとに、交通事故のない安全で快適な社会を実現するため、年頭にあたり決意を新たに宣言する」とし、「一.歩行者ファースト意識の醸成に努める、一.飲酒運転の根絶に努める、一.全席シートベルトやチャイルドシートの着用の徹底に努める、一.自転車の交通ルールの周知に努める、一.早めのライトの点灯を励行し、夕暮れ時における交通事故防止に努める」と交通安全宣言をしました。
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関係者が集い執り行われた「交通安全祈願祭」 -
神事の様子 -
あいさつする黒澤会長 -
あいさつする加賀屋北秋田警察署長 -
あいさつする河田副市長 -
交通安全宣言をする松橋会長