2024年12月25日
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今年1年を振り返り、新年への抱負を述べる
(2024年12月25日)
令和6年12月の津谷市長の記者会見が、12月25日(水曜日)に市役所本庁舎で行われました。
津谷市長の会見概要は次のとおりです。
1.今年1年を振り返って
2.秋田型教育留学推進事業「短期チャレンジ留学Ⅱ」
3.森吉山阿仁スキー場「樹氷鑑賞」
4.特別展「若き日の成田為三を探る」の開催
1.今年一年を振り返って
元日に発生した能登半島地震では、多くの尊い命が失われました。発生からまもなく1年を迎えるにあたり、改めてお亡くなりになられた方々のご遺族に心よりお悔やみを申し上げますとともに、深い哀しみを抱える皆さまに少しでも安らぎの日々が訪れますことをお祈り申し上げます。
7月には、本市においても3年連続となる大雨に見舞われ、土砂崩れなどの多数の被害が発生しました。農地や農業用施設の被災箇所のうち国の支援を受けて復旧する37箇所は、先週19日をもって災害査定が終了し、年明けから順次復旧工事に入り、次期作に間に合うよう全力で取り組んでまいります。
市政に目を向けると、4月には多様化・複雑化する行政課題への対応力強化と、より効率的な業務体制の構築を目指し、組織機構改革を実施しました。新たな組織体制のもと、これまで積み上げてきた様々な施策の充実を図るとともに、「手厚い子育て政策の充実」「高齢者対策事業の推進」「森吉山を中心とした観光振興」「DX事業の推進」を4つの重点施策として掲げ、各種事業を展開してまいりました。
子育て支援においては、昨年末から今年3月にかけて、食材料費高騰の影響を受けている高校生年代以下の子育て世帯を対象に「食べ盛り!子育て世帯生活応援事業」を実施し、事業名の「食べ盛り!」は、子育て世代にわかりやすいネーミングになるよう工夫しご好評をいただきました。また、保育料や副食費の無償化などの支援策を継続するとともに、北秋田市公式LINEアカウントを開設し、子育て支援に関する情報を迅速に配信できる体制を整え、子どもに関する行政手続きの簡素化にも取り組みました。
高齢者対策事業においては、4月から新たに「高齢者等日常生活支援事業」を創設し、エアコンと補聴器の購入補助を行ったほか、単位老人クラブへの補助金額を改定し、地域での高齢者活動に対する支援を強化することで、高齢者が安心して暮らし活力を持って社会参加できる環境づくりに努めてまいりました。
観光振興においては、森吉山をはじめとする本市の豊かな自然環境を活かしたキャンプやサイクリングイベントを開催するなど、体験型コンテンツの造成に力を入れてまいりました。
また、10月には株式会社モンベルとの間で「アウトドア拠点施設の整備に関する基本合意書」を締結し、道の駅たかのすのリニューアルに向けた取り組みを進展させることができました。
DX推進においては、庁内横断的な会議を設置し、専門家の支援を受けながら国が示すDX推進計画に基づく取り組みを進めてまいりました。
今後もこれらの重点施策に一層取り組み、市民生活の向上と地域の持続的な発展につながるようまい進してまいります。
今年度は、平成17年に北秋田市が誕生してから20年という節目の年でもありました。11月2日に開催した記念式典では、多くの市民やご来賓の皆さまをお迎えし、これまでの歩みを振り返るとともに、次の30年、40年に向けて新たな一歩を踏み出す貴重な機会となりました。
令和7年の干支「巳」は、知恵や洞察力、再生・成長を象徴する年とされ、新たな始まりに向けて、物事を順調に進めるための準備を整える時期とも言われています。令和7年度は、当市の将来ビジョンを示した「第2次北秋田市総合計画」の最終年度を迎え、これまでの具体的な施策に対する成果と課題を振り返り、第3次計画の策定に向けた取り組みを一層推進してまいります。来年も引き続き市民の皆さまのご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2.秋田型教育留学推進事業「短期チャレンジ留学Ⅱ」
市教育委員会では、明日12月26日(木曜日)から 29日(日曜日)までの日程で、「短期チャレンジ留学Ⅱ」を実施します。
この「短期チャレンジ留学」は、県外の児童生徒に北秋田市での授業体験や自然体験活動等を通じて、秋田県の教育環境の良さを体験してもらい、関係人口の増加や移住・定住の促進につなげようとする事業で、年に2回、合川学童研修センターを拠点に実施しています。
今年の夏に続いて開催する今回の「短期チャレンジ留学」では、郷土料理づくりや森吉山阿仁スキー場での「スキー体験」のほか、「雪遊び体験」を通じて市内の児童との交流を深める予定です。
本事業により、当市を訪れる児童生徒が「北秋田市を知り」「北秋田市を感じ」「北秋田市を好き」になっていただき、さらには、その保護者や関係者など多くの皆さまが当市を訪れていただけることを期待しています。
3.森吉山阿仁スキー場「樹氷観賞」
「日本三大樹氷観賞地」として知られる森吉山の樹氷観賞期間が、年明けの1月7日(火曜日)からスタートします。
今年度の樹氷鑑賞期間は3月5日(水曜日)までとして、期間中は毎日樹氷案内人を配置します。
樹氷も順調に成長し、お客様には白銀の世界に広がる迫力あるスノーモンスターを間近に楽しんでいただけると思います。
今シーズンの森吉山阿仁スキー場は12月に入ってから雪の日が続き、12月7日の営業開始以来たくさんのスキーヤーやスノーボーダーの皆さまにお越しいただいています。
これから樹氷観賞が本番を迎えることで、さらなる誘客につながるものと期待をしています。
なお、今シーズンは、台湾からの団体ツアーをはじめ、すでに多くのご予約をいただいており、特に週末は駐車場が大変込み合うことも予想されます。樹氷観賞にお越しの方は、ぜひ「秋田内陸線」で阿仁合駅までお越しいただき、WEBでお手軽に予約可能な乗合タクシー「森吉山シャトル」をご利用ください。
4.特別展「若き日の成田為三を探る」の開催
1月25日(土曜日)から2月2日(日曜日)までの期間、浜辺の歌音楽館において特別展「若き日の成田為三を探る ~浜辺の歌の誕生からドイツ留学まで~」を開催します。
この特別展では、普段はレプリカを展示している「はまべ」と題された「浜辺の歌」の成田為三自筆楽譜の原本を特別展示するほか、ドイツ留学した際に持参したボストンバッグやラゲッジタグなどからその旅路をたどり、若かりし頃の姿を探る内容となっています。
ギャラリートークは、1月25日(土曜日)の午後1時30分からと、午後3時からの2回開催します。
入場無料で申込不要ですので、ぜひこの機会に浜辺の歌音楽館にお越しいただきたいと思います。