2024年09月08日
コンテンツ番号17816
大規模地震を想定した防災意識の強化をはかる
(2024年9月8日)
令和6年度の秋田県消防協会大館北秋田支部総合防災訓練が9月8日(日曜日)に北秋田市米内沢地区を会場に行われました。
この訓練は、住民の防災意識の徹底と高揚や災害応急対策における広域的な相互連携による災害対応力の向上を通じた地域防災力の強化が求められていることから、住民の「自助」意識に基づく避難の徹底、「共助」による円滑な避難所設置・運営体制の構築、人命救助・被災者支援を迅速に行うための防災機関相互の「公助」の確立を図ることなどを目的として実施されています。
はじめに、全市民を対象として、午前9時30分に防災ラジオの合図により、地震の発生を想定した約1分間の「シェイクアウト訓練」が行われ、それぞれの場所で自らの身を守る行動を一斉に行いました。
第1会場の「森吉構造改善センター」では、災害発生時の応急対策として「自主防災組織災害対応訓練」を実施し、応急救護訓練や初期消火となる消火体験などを行いました。
第2・3会場の「森吉総合スポーツセンター」では、倒壊家屋救出訓練や、火災防ぎょ訓練などが行われ、重機を利用した救助活動などが行われました。
また同会場では、災害発生により地区住民が避難、避難所の開設・運営を行う「避難場所開設訓練」が実施されたほか、「応急給食訓練」では、非常食のカレーライスの炊き出しと試食が行われ、さらに、防災関係機関による防災グッズ、消防車両の展示や、煙体験、消火体験、救急実技等の消防体験ができる「防災フェア」など、それぞれの会場で災害を想定した実践的な訓練が展開されました。
訓練最後の閉会式では、統監の津谷市長が「最近は大雨被害や南海トラフ大地震の報告もあり、いつ何時大災害が発生するか分からない。防災意識を高め、地域の方々一人ひとりが自分の命は自分で守る、そして互いに力を合わせて助け合うという、自助と共助の気持ちをしっかりもっていただきたい。我々行政も防災関係機関と連携して今後も北秋田市の防災のために力を注いでいく。本日は総合防災訓練に参加いただきありがとうございます」などと参加者へあいさつしました。
-
消火訓練の様子 -
身近な物を利用した応急処置 -
担架で負傷者を運ぶ訓練 -
消火器体験の様子 -
防災グッズの配布 -
倒壊した家屋からの救出訓練 -
避難所生活を想定した健康体操の様子 -
消防士体験