2023年04月19日
コンテンツ番号15755
次代を担う青少年の健全育成と明るい社会づくりのために
(2023年4月19日)
青少年の保護育成や協力者として奉仕活動などを行う北秋田地区更生保護女性会(小坂浩子会長)の令和5年度通常総会が、4月19日(水曜日)に約60人が出席して市民ふれあいプラザで開催されました。
この北秋田地区更生保護女性会は、青少年の保護育成に良き協力者として奉仕できる女性をもって北秋田市・上小阿仁村の121人(4月1日現在)で構成し、会員の研修に努め、犯罪予防の世論の啓発・青少年の不良化防止活動を振起し、犯罪のない明るい社会の建設に貢献することなどを目的として活動しています。
同会の主な事業として、会員の研修や親睦、更生保護活動に対する理解・協力・援助、保護司会活動への全面的協力、更生保護婦人運動の推進と宣伝、各種機関・団体との連絡・協議、地域社会浄化活動への協力などを行っています。
令和4年度は、コロナ禍により活動に制限はあったものの、社会を明るくする運動、100キロチャレンジマラソンへの協力、子育て支援活動などの多くの活動を行っています。
この日の通常総会では、オープニングとして出席者が御歌を斉唱し、物故者への黙とうを行ったあと、更生保護女性会綱領を唱和しました。
次に、小坂会長が「国内外の多くの不安はいまだくすぶり続けているが、前を向いて手を携えて進みたいと思う。言うまでもなく、更生保護女性会は女性の立場から、地域の犯罪予防活動や子どもたちの健全育成のための支援活動などを行うボランティア団体。秋田更生保護ホームページも開設され、誰でも、いつでも、各地区の活動を閲覧でき、視野を広げ、地域に即した新たな活動への意欲を高めることにもつながると思う。音を立てて時代は進んでおり、私たちはついていけないと感じることも多々あるが、どのような状況であろうとも、いつでも眼差しは優しくありたいと思う。コロナ禍の中で、子育て支援活動にも明るさが見えてきた。今の子どもたちのおかれている状況、時代と進化とともに物の見方や考え方や捉え方の変化など、知らぬ間に大きく変化していると思うが、それを学習し理解を深めていかなければならない。会員同士の絆を深めることを大切にし、更生保護女性連盟の綱領実現を目指してみんなで頑張りましょう」などとあいさつを述べました。
続いて、来賓の津谷市長が「日頃から家庭をしっかり支えられ、それぞれの地域で、地域に根差した更生保護の活動を一生懸命していただきながら、明るい社会づくりへのご尽力に感謝を申し上げる。また、コロナ禍の3年間、私たちの日常も大きく変化してきたが、毎日のような暗いニュースの事件やトラブルなどに子どもが巻き込まれないために、青少年の非行や犯罪を防ぐための皆さまの尊い活動に心から感謝を申し上げたい。みんなでお互いを支え合う、助け合う、顔と顔を見合わせながら声をかけ合う、そういう社会をつくっていかなければならないと思う。地道な活動を当たり前のように続けていくことが明るい社会をつくることでもあり、皆さまの活動でこれからもけん引してほしい。皆さま一人ひとりが力を合わせて、大きな包容力とやさしさで、そして善意の心でたくさんの方々が立ち直れるような社会を築いていくよう力を貸してほしいし、行政も関係機関と一緒に女性会の活動を支えてまいりたい。一緒に明るい住みよい地域社会をつくっていきたい。女性会の活動が人の絆を深めて、地域に更生保護の確かな土壌をつくりあげられることを期待する」などと祝辞を述べたほか、下田淳一北秋田警察署長、長岐直介北秋田地区保護司会会長が祝辞を述べました。
議事に入り、小坂議長(会長)の議事進行のもとで令和4年度の事業・決算報告などが行われ、令和5年度の事業計画案では、5つの重点事項として、1.「社会を明るくする運動」への協力・参加、2.地域の「子育て支援活動」へ積極的に参加・協力、3.更生保護関係機関および諸団体と連携し協調する、4.関係知識を求めて自己研鑽に励む(研修会参加等)、5.地域活動に参加し会員の絆を深める、などと前年度と同様に掲げています。
このあと、秋田県更生保護女性連盟の歌「陽ざしの中で」を斉唱し総会を閉じました。
総会後には、澤藤茂子合川支部長ほか同支部会員を話題提供者として、「北秋田地区の更女の活動について」をテーマに、令和4年度合川支部の活動紹介やパネルディスカッションなどの研修会が行われました。