2022年10月31日
コンテンツ番号15018
次代を担う子どもたちが人権を尊重し学び合いながら理解を深める
(2022年10月31日)
令和4年度「子ども人権デーの集い」 in 森吉中が10月31日(月曜日)に森吉中学校体育館で開催され、人権標語・作文の表彰や発表などが行われ人権への理解を深めました。
「子ども人権デーの集い」は、大館人権擁護委員協議会(五十嵐經会長)などが組織する子ども人権デーの集い in 森吉中実行委員会が主催するもので、同協議会が募集した小学生人権標語コンテストと中学生人権作文コンテストの優秀作品表彰や発表など、人権擁護啓発活動の一環として大館市、鹿角市、北秋田市の各地区持ち回りで開催されています。
はじめに、主催者を代表して津谷市長が「児童生徒の皆さんは、人権標語・作文に心のこもった作品を多数寄せていただき、喜ばしく、頼もしく感じている。世界人権宣言では、すべての人間は生まれながらにして自由であり、かつ尊厳と権利について平等であるとされており、この理念のもと世界各国で人権が尊重される社会の実現に向けて様々な取り組みが進められ、人権を尊重する動きは環境や世界平和とともに、国際社会の大きな潮流となってきている。本市では、お互いが尊敬し支え合う明るいまちづくりを目指し、人権擁護委員の皆さまによる相談窓口や啓発運動などを積極的に行っていただいている。花を育て思いやりの心を育むことで、人権の花運動などもその一つである。本日は、次代を担う子どもたちが人権を尊重し、学び合いながら理解を深めることを目的として開催している。いじめや平和問題、高齢者や障がい者、男女差別など、多岐にわたる人権課題に触れるよい機会であるため、作品の発表を通じて皆さんとともに人権について考えてまいりたい。地域の人権の輪が一層広がり、平和で明るい社会になることを祈念する」などとあいさつしました。
次に、五十嵐会長が「私たちは、人権相談を受けて問題解決のお手伝いをしたり、人権に関心を持ってもらえるような啓発活動を行っている。人権啓発のキャッチコピーは『誰かのこと じゃない』。森吉中はまさに、より人権に関心を持ってもらうための集会です。皆さん一人ひとりの作品から、人権について日頃から真剣に考えていることに感銘を受けた。今日の集会を人権について考えるひと時としていただきたいと思う」などとあいさつしました。
また、来賓を代表し、秋田地方法務局大館支局の佐々木直人支局長の代理として、同支局の高橋支局長補佐が代読してあいさつしました。
続いて、人権作品の表彰では、長岐直介副会長がコンテストの概要を説明したあと、小学生人権標語コンテストと中学生人権作文コンテストの最優秀作品となった受賞者9人(うち1人欠席)に、五十嵐会長から表彰状が手渡されました。
優秀作品の発表では、小学生人権標語の部で小笠原優和さん(清鷹小学校6年)の「いじめだめ 友だちの花 かれちゃうよ」、大沢明夏さん(米内沢小学校6年)の「いじめるな 次のひょうてき 君だから」、関口真尋さん(前田小学校6年)の「大丈夫? ひとりじゃないよ ぼくがいる」、高堰海蘭さん(大阿仁小学校6年)の「見ないふり 見えないふりを してはだめ」の4人が、それぞれ標語とその思いが発表されました。
中学生人権作文の部では、佐藤花穏さん(鷹巣中学校2年)の「今だからできること」、九島朱愛さん(森吉中学校1年)の「相手を思いやって」、三浦夢希さん(森吉中学校3年)の「『アライ』の精神」、庄司暖さん(合川中学校2年)の「後悔から考えたこと」の4人が、それぞれ作文を朗読しました。
また、発表後には人権に関する意見交換も行われました。
最後に、北秋田市教育委員会の佐藤昭洋教育長が作品の講評などを述べました。