2022年10月16日
コンテンツ番号14976
2つのイベントの同時開催により世界遺産の魅力を発信
(2022年10月16日)
第2回となる世界遺産魅力発見イベントとなる「気球で楽しむ世界遺産」が、7月に続いて10月16日(日曜日)に世界文化遺産・国指定史跡「伊勢堂岱遺跡」で行われました。
また、昨年、北海道・北東北縄文遺跡群の構成資産として世界文化遺産登録となった「伊勢堂岱遺跡」の1周年を記念して、第2弾となる特別企画「伊勢堂岱遺跡・ガイドと巡るスペシャル縄文デー」も8月に続いて、同遺跡および伊勢堂岱縄文館で同時に開催されました。
気球搭乗体験イベントは、世界遺産魅力発見イベント事務局(秋田県教育委員会)が主催で、上空から眺めることで遺跡の全容を知ってもらい、認知度アップと遺跡の魅力再発見など、興味・関心を高めることにつなげようと企画されたもので、この日も、抽選で当選した18組の参加者が気球の搭乗体験をしながら、秋晴れの上空から4つの環状列石(ストーンサークル)や白神山地までの遺跡と素晴らしい景色を楽しみました。また、遺跡会場には出土品も展示されました。
同時開催となったガイドと巡るスペシャル縄文デーは、昨年実施された北秋田市民意識調査で「遺跡があることは知っているが、見学したことはない」が約63パーセントとなったことを受け、団体予約のみで行っている専門ガイドを提示巡回で実施することで、広く市民に見学してもらおうと観光部門と連携して1周年を契機に開催したもので、この日は、中嶋俊彦伊勢堂岱縄文館館長や同遺跡ボランティアガイドの皆さんが6回の定時巡回で遺跡ガイドを行い、ガイド時間に合わせて訪れた人々が、専門ガイドと軽妙なトークを楽しんでいました。
また、会場内の特設飲食スペースには、キッチンカーがこの日限定で来訪し、遺跡を訪れた人々は縄文の風を感じながらランチを楽しんでいました。
なお、この日、遺跡の下を流れる湯車川では、遡上してきた縄文サーモンも確認されました。