2022年01月18日
コンテンツ番号13846
口腔機能の大切さについて学ぶ
(2022年1月18日)
市の「すこやか健康講座」が1月18日(火曜日)、市民ふれあいプラザコムコムで開かれ、市民約100人が講演を通して健康づくりへの理解を深めました。
講座は、市民の健康づくりを目的に毎年開催しているもので、今回は北秋田市内にある奈良医院・奈良歯科院併設クリニックの歯科院長である奈良大樹先生を講師に迎え「オーラルフレイル」をテーマに講演が行われました。
「フレイル」とは、加齢とともに新進の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であることを指しており、一方で適切な介入・支援により生活機能の維持向上が可能な状態を指します。「オーラルフレイル」は滑舌低下や食べこぼし、わずかなむせ等の口腔機能が低下する身体の衰えのひとつです。
講演の中で奈良先生は、オーラルフレイルになることによって食べにくさからくる栄養の偏りや歯が無くなることで人と会うことを避けるようになったり、滑舌の低下から人と話さなくなるといった状態になり、身体的にも社会的にも弱くなってくる可能性があると話し、それらを予防するための対策や、歯が悪くなってから歯科へ行くのではなく、口腔機能の健康のため定期的な歯科への受診を参加者へ呼びかけました。
講演のあとには、75歳以上で自分の歯が20本以上ある人をよい歯に認定する「7520よい歯の認定式」が行われました。認定された14人のうち、講座に出席した7人へ石崎健康福祉部長から賞状と記念品が手渡されました。