2022年01月04日
コンテンツ番号13780
「コロナ禍を乗り越えた新たな北秋田市を目指し、前へ!」を合言葉に「市民が主役のもりのまち」の実現を目指す
(2022年1月4日)
北秋田市役所では、令和4年の仕事始めとなる1月4日(火曜日)に、津谷市長による年頭の訓示が行われました。
津谷市長は初めに、幹部職員らに対し「令和4年の輝かしい新年を、皆さんと共に晴れやかに迎えることができたことを、心から慶び合いたい。昨年を振り返ると、誰も経験したことがなく終息が見通せない新型コロナウイルス感染症への二つの対応、すなわちワクチン接種に代表される感染対策と、コロナ禍で冷え込んだ地域経済の回復を目指す経済対策に、一昨年に続き取り組んだ一年であった。ワクチン接種は、4月の医療従事者から始まり、5月には一般市民を対象として集団接種が開始された。現在では、対象者の9割以上が2回の接種を終え、県内の感染状況も落ち着いている。この場をお借りして、ワクチン接種に協力いただいた全ての皆さまに、改めてお礼申し上げる。一方、経済対策では、3回目のスーパープレミアム付き応援チケット事業のほか、飲食店等事業継続緊急支援事業やおもてなし宿泊支援事業などを実施することで、事業継続と地域経済の下支えを図った。また、コロナ禍による生活様式や仕事環境の変化に呼応して、店舗・事業所等改修支援事業や新しい生活様式への対応備品等購入支援事業など、市内事業者の新たなニーズに応える事業を展開するとともに、ワーケーションやテレワークといった新しい働き方に対応した移住支援策の取り組みを進めている。また、昨年は明るい話題もあり、7月には伊勢堂岱遺跡を含む『北海道・北東北の縄文遺跡群』が世界文化遺産に登録された。世界文化遺産登録後の伊勢堂岱遺跡は、見学者が倍増しており、今後、文化的価値の保全伝承だけでなく、観光資源としての利活用も積極的に図りたいと考えている。さらに、10月には本市出身の中嶋聡監督が率いるプロ野球オリックス・バファローズが、パ・リーグで優勝を果たすという大変うれしい出来事があった。続く日本シリーズにおいても、連日息詰まる熱戦が繰り広げられたことから、多くの市民は、パブリックビューイングやテレビに釘付けで応援していたことと思う」と昨年の振り返りを述べました。
続いて、新年にあたり津谷市長は「新しい年がスタートした。令和4年は、第2次北秋田市総合計画における後期基本計画の2年度目となる。後期基本計画は、新たな取り組みとして、SDGsを各施策にひも付けしている。SDGsの17の目標をしっかりと理解し『経済・環境・社会』のバランスを意識したまちづくりを進めるとともに、『コロナ禍を乗り越えた新たな北秋田市を目指して、前へ』を合言葉に『市民が主役のもりのまち』の実現を目指していく。具体的には、阿仁地区統合学校の整備や、森吉・合川地区消防統合分署の建設、子育てサポートハウスわんぱぁくの移転改築を予定しているほか、コロナ禍で苦境に陥った市民や事業者を支援するための施策や消費喚起策についても機動的に打ち出していきたい。また、3回目のワクチン接種は、医師団の協力のもと、来月から一般市民への接種を開始する。コロナ禍にあって外出の自粛が求められ、イベントや行事が中止となり、行政との接点が希薄となることで、私は市民と市役所との隔たりが大きくなることを懸念している。デジタル社会が進展する中においても、子どもから高齢者まで全ての市民が等しく行政サービスを享受できるように、市民に一番近い行政機関として、市役所は市民の状況を把握し、一人ひとりに寄り添ったきめ細かい対応を行うことが求められる。昨年の新型コロナの集団接種は、全庁を挙げて職員の協力体制を構築したことで、スムーズに接種を終えることができた。奇しくも、集団接種会場が市民と市役所との接点となったが、このことで、皆さんの頑張りが多くの市民から賞賛と労いの言葉をいただくこととなった。職員皆さんの団結力が発揮され、市民の信頼と評価を得たことは大変有難いことであり、私の誇りとするところ。新型コロナウイルスとの戦いは、しばらく続くものと推測しますが、職員の皆さんとともに、市民からの労いの言葉を糧として、更に市民に寄り添い、この苦難を乗り越え『市民が主役のもりのまち』を創り上げたい」と新年の抱負などを述べました。
結びに、津谷市長は「年末からの大雪で除雪担当をはじめ、関係職員には大変ご苦労をおかけしているが、雪と寒さはこれからが本番。市役所としても万全の態勢で臨みたい。病気やケガ、事故には十分気を付けて新しい年に臨んでほしい」などと訓示を述べました。