2020年12月24日
コンテンツ番号12269
雪崩とは、斜面に積もった雪が、重力の作用により下方に滑り落ちる現象です。雪崩には、「表層雪崩」と「全層雪崩」の2種類あります。
表層雪崩
表層雪崩は、すべり面が積雪内部にあり、気温が低く、降雪が続く時期(1~2月)の厳冬期に多く発生します。
- すでにある積雪上に、短期間で多量の降雪があった場合
- 気温が高低に関わらず、積雪深が大きく降雪の多いとき
- 35~45度の急斜面で、積雪面から顔を出すような樹木が少ない場所
全層雪崩
全層雪崩は、すべり面が地表面にあり、春先の融雪期など気温が上昇した時に多く発生します。
- 斜面に雪しわ、ひび、こぶ(盛り上がり)ができて徐々に大きくなる場合(特に危険です)
主な雪崩災害(秋田県)
発生年月日 | 発生場所 | 概要 |
---|---|---|
H18.2.10 | 仙北市田沢湖町 | 旅館1戸破損(1名死亡、16名負傷) |
H18.2.10 | 仙北市田沢湖町 | 旅館1戸一部破損 |
H24.2.1 | 仙北市田沢湖町 玉川温泉 | 岩盤浴(死者3名) |
雪崩は滑落速度が速く、発生に気づいてから逃げることが難しいので、
- 普段から雪崩危険個所を知る。
- 避難場所・経路を確認する。
- 危ないときは早めに避難する。
以上のことが大切です。
引用 秋田県河川砂防課