2005年07月09日
コンテンツ番号4991
高野尻「マトビ」も花火大会に協力
〜たかのす米代川花火大会〜
本日開催される「たかのす米代川花火大会」の会場では、午後4時の開場とともに、家族連れなどが訪れ始め、午後7時の打ち上げを待つばかりとなっています。
今年の大会は北秋田市の誕生記念として行われ、スターマイン(連射花火)から割物花火、仕掛花火など約8千発が打ち上げられる予定です。プログラムは2部構成。第2部の始まりには、市内の高野尻(たかのじり)自治会(旧鷹巣町)によるマトビが点火される予定です。
マトビは、古くから市内の合川地区や上小阿仁村で行われている春彼岸の伝統行事。「ダンボ」と呼ばれる布切れを丸めたものに灯油をしみこませ、日没を待って点火し、「マトビ」の火文字などを浮かび上がらせて祖先を供養します。
高野尻地区でも、マトビを春の彼岸の時期に行っており、幻想的な雰囲気が花火大会にも合うことなどから、主催者からの「出演」依頼を快諾、「高野尻万灯会」として花火大会に協力することになったものです。
会場では、短管で組んだ構造物に、自治会の会員らが汗を流しながら「ダンボ」を一つずつ等間隔で括り付け、文字がきれいに浮かび上がるように設営していました。背景の花火とともに炎で描かれる文字は、ぜひ会場で実際にご覧ください。
本日の午後6時から12時までの天気予報は曇り、降水確率10%(降水量なし)、南東のそよ風となっています。煙もきれいに流れる絶好の花火大会日よりとなりそうです。