2006年06月04日
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晴天に恵まれ、初夏の陽気となった6月4日(日)、「第22回ふるさと踊りと餅っこ祭り(和田テヱ子実行委員長)」が北秋田市鷹巣駅前・銀座通りを会場に開催され、多くの人出でにぎわいました。
今年は北秋田市となって2回目の開催。手づくり餅の販売とフリーマーケットで始まったイベントは、メイン行事の「ふるさと踊り」終演まで人出が途切れず、歩行者天国の通りは訪れた人々の熱気と歓声に包まれました。 また、昨年同様に秋田内陸線の無料列車を利用した市民をはじめ、市内各地からの見物客でにぎわいを見せました。
イベントは、まつりの目玉の一つ「餅の販売」でオープニング。さすがに「名物」とあって午前10時の開店と同時にどの店も大勢のお客さんたちに囲まれ、大福餅、お焼き、草餅などの彩り豊かな各種の餅は飛ぶような売れ行きでした。
和太鼓の演奏(鷹巣ばやし)や民謡・歌謡ショーが祭りの雰囲気を盛り上げる中、つきたての餅の引き伸ばし競争や、流しソーメンなどのミニイベントも大人気。歩行者天国となった目抜き通りにはチビッコ達の歓声が響きわたっていました。
午後1時30分から行われた開会セレモニーでは、はじめに和田委員長が、「旧鷹巣町の祭りが合併により更に地域に浸透しつつある。今回は、市の来年のビッグイベント・国体の成功を祈りつつ盛り上げたい」とあいさつ。続いて、来賓の岸部市長、武藤・秋田県北秋田地域振興局長、津谷県議会議員の3人が、それぞれ「豪雪の今年であったからこそ、市民みんなで豊作を期待したい」「このような地域づくりの熱き思いこそ大切。イベントの末永き継続を望む」「『地産地消』が大きな目標。この北秋田の地域で育てて活力に結びつけよう」と、祝辞を述べました。
「縄文のおどり」などの開会セレモニーが終了し、祭りのメインイベント「ふるさと踊り」が午後2時過ぎにスタート。華やかな踊りの先導役は綴子大太鼓と餅を振舞う大八車。通りの歩道を埋めた大勢の観客も大きな拍手で迎え入れました。
続いて、チビッコ達の踊りの後列に鷹巣各地域から参集した婦人団体による踊りの大行列が繰り広げられました。途切れない踊りの列に惜しみない拍手が続き、車いすで見物のお年よりの集団の中には感きわまって目頭を押さえている人も見られました。午後には気温も上昇、強い日差しが照りつける中、踊り手も見物人も額に汗しながら、一体となってまつりを盛り上げていました。
(2006.6.4)