2006年02月15日
コンテンツ番号4401
先輩、がんばれ!−トリノオリンピック・ノルディック複合競技に出場している高橋大斗選手の母校・県立鷹巣農林高校の生徒、教職員らが2月15日、同選手らが出場する複合競技団体戦のテレビ観戦でエールを送りました。
高橋選手は1980年、旧阿仁町生まれ。阿仁中学校2年時にアルペンから複合競技に転向し、3年時には全国中学大会で2位。鷹巣農林高校では2年時にインターハイで2位、国体で優勝するなど数々の大会で活躍、3年時には世界ジュニア選手権に出場、4位に入賞しています。
同校を平成11年に卒業後、北海道東海大学を経てジャンプの葛西紀明選手らが所属する土屋ホームに入社、その後はワールドカップなど世界の檜舞台で活躍してきました。4年前のソルトレークシティオリンピックには、日本のエースとして初出場、個人12位、個人スプリント6位という成績を残し、トリノオリンピックでは同じく2回目の出場となった本市出身の小林範仁選手(阿仁中-花輪高校-東京美装)とともに更なる活躍が期待されています。
この日は、ノルディック複合競技団体戦の始まる午後6時30分に合わせ、同校3階の会議室に生徒、教職員や同校OB、PTA会員など約80人が集合、熱気に包まれながらの応援会となりました。
はじめに開始式が行われ、同校の北林強※校長が、スキー部の鹿角インターハイでの全国総合優勝に触れながら「選手村の高橋選手にも後輩たちの活躍をメールで伝えた。伊勢堂の森(同校所在地の通称)からトリノに応援が届くように精一杯の応援をしたい」などとあいさつ。(※「強」の「ム」は「口」)また、同校OBでもある高橋大斗後援会の小山芳明会長が「スキー部はよくぞ全国初制覇を成し遂げてくれた。しかし、これで終わったわけではない。大斗を始め立派な先輩が出ていることを胸を張って誇りにしてほしい。今日は精一杯応援して」と後輩たちを激励していました。
団体戦前半のジャンプ(ラージヒル)は、大館市出身の畠山陽輔選手、小林範仁選手、北村隆選手、高橋選手の順番に登場、日本人選手がスタート台に立つたびに応援団による音頭に合わせ旗を振りながら大声援を送っていました。
この日は、強風のため2本目のジャンプと後半の距離が翌日に延期になり、応援の意欲がそがれた形になりましたが、生徒たちは「高橋先輩をはじめ日本チームは必ずやってくれる」と、健闘を期待していました。
延期となった前半ジャンプの2本目と後半距離(20キロリレー)は、日本時間で今日16日行われます。テレビ観戦応援会も放送が始まる午後4時55分から同じ会場で行われる予定です。同校では、地域の皆さんにも一緒に応援してほしいと呼びかけています。応援会は21日の個人スプリントでも行われます。