2008年07月24日
コンテンツ番号2254
子どもの読書推進活動に役立てて
(2008.7.24)
陶器制作の自主活動を行っている鷹巣陶芸教室(河田良作代表)の河田代表らが7月24日(月)、市役所を訪れ、6月に開催された作陶展の収益金の一部5万円を子どもの読書推進活動に役立ててほしい、と佐藤副市長に手渡しました。
同教室は、旧鷹巣町中央公民館の「陶芸クラブ」が自主講座として独立したグループ。今年で24年目を迎え、ベテランから若手まで28人が在籍しています。活動は毎週木曜日と金曜日、釜(かま)のある中央公民館で行っており、陶土をこねて形を作る成型から色付けにいたる工程を経て月に2回から3回、窯(かま)入れをし、作品を仕上げます。
市内では、同教室のほか各地区の陶芸グループがそれぞれ自主的に活動しており、毎年持ち回りで合同の展示会が開かれています。
作陶展は6月14日から3日間、市中央公民館を会場に開催されたもので、鉢や花器、皿など会員による作品405点が展示され、多くの陶芸ファンでにぎわいました(→記事)。当日は、チャリティーコーナーも開設され、コーヒーカップや湯呑みなど400点あまりが即売されましたが、このコーナーの収益金の一部を寄附いただいたものです。
河田代表は、「市の施設を活用させていただくなどお世話になっている。市の図書館が子どもの読書活動で大臣表彰を受けたとのこと。市の文化を育てるため、活動推進に役立ててほしい」と、寄付金を佐藤修助副市長に手わたしました。
寄付金を受け取った佐藤副市長は、「財政事情も厳しい中でたいへんありがたい。読書推進活動で有効に使わせていただきます」と感謝の言葉を述べていました。
なお、市では今年5月、市立鷹巣図書館が今年度の「子どもの読書活動優秀実践図書館文部科学大臣表彰」に選ばれています。表彰は、ボランティアグループによる子どもたちに読書や図書館に親しんでもらう取り組みとともに、北秋田市に四つある図書館・公民館図書室の図書情報をまとめ、児童向けの「図書館案内」を夏休みと冬休みに発行し、子どもの読書推進に貢献したことなどが評価されたものです。