2008年05月18日
コンテンツ番号2285
命令に従ったら大きな声でほめてあげて
(2008.5.18)
北秋田保健所、(社)秋田県獣医師会などが主催する家庭犬のしつけ方教室が5月18日(日)、市役所裏駐車場で開かれ、飼い犬を連れた愛犬家がドッグトレーナーから専門的な犬のしつけの仕方を学びました。
教室には、ラブラドール、ビーグル、柴犬、パピヨンなど25匹ほどのワンちゃんと飼い主約40人が参加。多くは北秋田市内からの参加でしたが、能代市や大館市からの参加者も見られました。
はじめに県獣医師会北秋田支部の鳥潟冨治夫支部長が、「ペットは現代人の心を癒してくれる。その一方で、近隣とのトラブルなども起こっている。教室は、飼い主と犬との結びつきを強め、家族と犬の絆を深めるためのもの。しつけは犬の一生がかかっておりたいへん大切なこと。今日の教室で、基礎的なことをしっかり学び愛犬を家族の一員として長く暮らしてほしい」とあいさつ。
参加者ははじめに、北秋田保健所環境指導課の担当者による狂犬病の実態と予防制度、犬のしつけの基本について講話を聞いた後、秋田県動物管理センターの職員を指導員に、愛犬のしつけ方の実技指導を受けました。(→「犬を飼っている方、飼おうとしている方へ」
指導者の一人、管理センターの上田かおり主査は、▽命令に従順に従うようになったら大きな声でほめてあげる。絶対にたたいたりしない▽主導権は飼い主にあることを教える▽犬と接するときはいつも声をかけてあげると飼い主に注目するようになる▽わがままを許さない、といったしつけの基本を説明した上で、参加者一組ごとに前に出てもらい、犬との触れ合い方や散歩の仕方の具体的な方法を指導していました。
飼い主と犬との触れ合い方の一例
動画で紹介
参加者からの、「リードをはずして散歩させているのを見ることがあるが、よいことか」といった質問には、「絶対はずしてはいけない、殺そ剤を拾い食いし死んでしまう事故もある。自由にしてあげたからといって犬にとって幸せなことではない。事故を防いであげるのが飼い主の責任」と、答えていました。
2歳になる柴犬を連れて参加した花園町の佐々木幸子さん(65)は、「この犬とは初めての参加。気性も激しく、なかなかいうことを聞かないのが悩み。教室での指導を参考に、しっかりとしつけたい」と話していました。
また、会場では同日、春季の愛犬登録と予防接種が行われました。狂犬病ワクチンの効果は1年。年1回必ず受けなくてはなりません。現在、各地区を巡回する犬の登録と予防接種が行われています。愛犬手帳を持参の上、各会場まで起こしください。(⇒巡回日程表)