2008年03月29日
コンテンツ番号5158
賑わいのまちづくりに向けて16店舗でスタート
鷹巣地区の銀座通り商店街を中心とする16店舗が加盟し展開する共通ポイントカード「DONDON(ドンドン)カード」のサービスが3月29日(土)から始まり、この日同商店街の一角で行われたオープニングイベントでは、関係者によるテープカットなどで門出を記念しました。
サービスは、県や市、鷹巣地区の商業者、商工会等が進める「まちの賑わいづくり事業」のアクションプランの一つとして実施する事業で、サービス提供によって既存商店の顧客との関係を保つとともに、大型店の進出や北秋中央病院の移転などで懸念される消費者の流出に少しでも歯止めをかけ、中心商店街の活性化につなげることを目的としています。
カード事業は、「まちの賑わいづくり事業」を進める中で、消費者団体からポイントカードを提案されたことがきっかけ。課題も多かったものの、たかのす銀座通り商店会の活性化部会(高橋伸幸部会長)が中心となって検討を進めました。
導入が決まり、昨年12月から準備を進めていたビンゴ付きの「DONDONカード」は県内では初の試み。鷹巣銀座通り商店街産直センターの「のーそん」ほか書店、飲食店、理容店などさまざまな業種の16商店でスタートします。→サービス内容等はこちら
午前10時、秋田銀行鷹巣支店向かいの元ささき洋品店前で行われたオープニングセレモニーには、加入店舗のメンバーほか、北秋田地域振興局の伊藤光仁総務企画部長、市産業部の吉田茂産業部長、佐藤慶一商工観光課長ほか市の関係者、佐藤宏鷹巣銀座通り商店会長ほか商工団体関係者らが出席。
はじめに高橋部会長が、「3年前の活性化委員会でこのサービスを提案されたときは、『できない』とする声が大多数だった。しかし、北秋中央病院郊外移転、大型店の進出、廃止も心配される秋田内陸線など商店街を取り巻く状況も厳しく、個々の商店、関係者がスクラムを組んで対抗して行こうと考え導入を決意した。今は小さなスクラムだが、市民や関係者から支持をいただき、大きなスクラムにするとともに、商店街、そして市全体のにぎわいづくりにつなげて行きたい」とあいさつ。
また、来賓を代表し、吉田産業部長が、「サービスが始まったことに感謝申し上げたい。立ち上げまでたいへんだったと思うが、青年部の実行しようという意気込みがあったからこそ。中心商店街活性化対策、賑わいのまちづくり事業を進める上で、ドンドンカードは第一歩。今後、軽トラ市や県連合会イベントなど活性化をねらいとしたイベンも控えており、市としても全面的に応援したい。また、このサービスをきっかけとして、にぎわいが市全体に広がることを期待したい」などと祝辞を述べました。
続いて、高橋部会長、来賓、関係者らによるテープカットが行われサービスの開始を告げました。この後、会場では、吉田産業部長らも入会申込書を提出してDONDONカードを作り、会員数の増加に貢献しました。
加入を促進するカード発行イベントは、31日(月)まで行われ、期間中申し込んだ方には、オープニング特典としてカードのポイントが3ポイント、さらに抽選で5〜15ポイントがプレンゼントされます。この日も、続々と加入を申し込む市民が訪れ、抽選器の結果に一喜一憂しながらカードを作っていました。
(2008.3.29)