2009年09月27日
コンテンツ番号5958
100キロチャレンジマラソン
(2009.9.27)
北緯40度秋田内陸リゾートカップ第19回100キロチャレンジマラソン大会が9月27日(日)、仙北市角館・北秋田市鷹巣間をコースに行われ、100キロ、50キロ両部門に、全国から1600人を越えるランナーが参加、自己の限界に挑み秋田内陸路を激走しました。
同大会は1989年、秋田内陸縦貫鉄道(秋田内陸線、延長94.2キロ)の全線開通を記念して始まったもので、コースは仙北市角館から北秋田市鷹巣までの100キロ。2005年の第17回大会まで連続して開催され、これまでの参加者は2万人を越えています。
2007年には秋田わか杉国体が開催され、北秋田市でも4種目が行われましたが、国体準備などボランティアの確保や財政上の事情から前年と合わせて2年間中止となりましたが、昨年3年ぶりに復活し、今年は、19回目の開催となりました。
エントリーは100キロの部(角館〜鷹巣)に1,323人、50キロの部(阿仁比立内〜鷹巣)に298人。の計1,621人。
100キロの部のスタート前には、主催者が選手らに「鷹巣までいくぞー」「絶対完走するぞー」などと放送で激励。選手らも「おぉぉー」と手を挙げて気合いを入れる場面もありました。午前5時に仙北市の角館広域交流センター前を、号砲とともにスタート。50キロの部も、午前11時に、阿仁比立内をスタートしました。
ランナーたちは、各エイドステーションで、各地域の特産物などのもてなしを受けて力をもらったり、沿道からのたくさんの声援やハイタッチで励ましを受けながらコースを北上、北秋田市交流センター前のゴールを目指し力走しました。
スタート直後の気温が低くかったものの、日が昇ると、秋のぽかぽか陽気となり、絶好のマラソン日和となりました。選手らには、寒暖の差が大きく、一段と過酷な大会となったようでしたが、日頃鍛えた健脚と精神で自己の限界に挑んでいました。
男子100キロの部で優勝したのは、昨年の大会100キロの部で4位入賞している、埼玉県の加山幸治さん(36)。タイムは7時間23分37秒でした。100キロ2回目の挑戦で見事栄冠を勝ち取りました。
また、女子100キロの部で優勝したのは、65歳のマラソンランナー田中ゆり子さん(宮城県)。タイムは9時間19分46秒でした。田中さんも100キロ2回目の挑戦で栄冠を勝ち取りました。
【優勝者インタビュー】 男子100キロの部 加山幸治さん
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昨年は4位で今年は優勝、こみ上げてくるものがありますか
「はじめて優勝したので本当にうれしいです」 -
何回目のチャレンジですか
「去年と今年で2回目です」 -
見事優勝ですが気持ちはどうですか
「信じられないです。本当にうれしいです」 -
去年は7時間29分というタイムでしたが、今年は7時間23分37秒とかなり上回りましたが
「本当、たまたまです」 -
途中までトップは、2位になった神宮さんでしたが、最大どのくらい離されていましたか
「10分以上離れていましたし、いろんな大会で一緒になるんですが、神宮さんにはぜんぜんかないませんでしたので、今日勝てたのはまぐれです」 -
途中まで追いかける展開で、残り3キロ4キロのところで追いついたんですよね
「そうですね。97キロ地点ぐらいですね」 -
追いついてから、併走して走っていたんですか
「振り向かなかったのでわかりませんでした。自分のことで精一杯でした」 -
100キロマラソンで特に印象に残ったところはありますか
「全部です。本当に感激しています」 -
息子さんが応援に来ていますが、息子さんとマラソンを一緒に走れたらいいですよね
「できたら一緒に走りたいですね」 -
次の目標はありますか
「特にないですが、ここの100キロマラソンに毎年参加したいです」
【優勝者インタビュー】 女子100キロの部 田中ゆり子さん
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去年は5位で今年は優勝です。お気持ちは
「びっくりしました。こんなタイムで優勝かなと」 -
タイムも去年よりよかったですよね
「そうですね。7分ぐらい速かったです」 -
大変女性に失礼なんですが、年齢が
「はい。65歳です」 -
65歳で女子100キロ優勝です。マラソンはいつから始められたのですか
「40代半ば過ぎ、50歳に近くなってから始めました。ウルトラマラソンは55歳から始めました。目標はサロマ湖マラソンを10回走って、ブルーのゼッケンを着けて走りたいというのが夢で、今年の挑戦で10回完走しましたので来年は夢が叶います」 -
今年は、サロマ湖マラソン10回完走、100キロチャレンジマラソン優勝と、2つの大きなタイトルを手にしましたね
「大変うれしいです」 -
次の目標を教えてください
「次は四万十川マラソンを走りますので、9時間30分切れたらいいなと思います」 -
まだまだ田中さんのチャレンジは続きますね
「棺桶に入るまで続けたいと思っています」 -
100キロマラソンの感想をお願いします
「秋田内陸は今年で2回目ですが、ボランティアの方と沿道の応援する方がとても温かくて、走れる限りずっと来たい大会ですね」