2009年05月31日
コンテンツ番号6890
餅を買い求める人々と、ふるさと踊りでにぎわう
(2009.5.31)
第25回ふるさと踊りと餅っこまつり(和田テヱ子実行委員長)が5月31日、 鷹ノ巣駅前・銀座通りを会場に開催され、餅を買い求める人や見物客など終日多くの人出でにぎわいました。
このイベントは、昭和59年、鷹巣町婦人団体連絡協議会(中嶋喜代会長)が、米の消費拡大と地域の活性化をねらいに同年10月に鷹巣町婦人会総会フェスティバルとして実施した「通り踊り」や米代児童公園での餅の販売がはじまり。翌60年から町商工会やJA、各地区婦人会などの協力で現在の名称で続いてきたものです。
この日は、午前中から雨が降り出したあいにくの天候でしたが、駅前から500mほどの目抜き通りが歩行者天国となり、餅の販売や、フリーマーケットなど各団体の出店のほか、綴子下町大太鼓保存会の獅子踊り、アマチュアバンド「スプリング☆フォー」と茜ひとみさんのライブ、河田かつ子一行による民謡・歌謡ショー、レクリエーションダンスサークルによる「縄文踊り」が見物客を楽しませました。
特にメインの餅は、お焼きやごま餅、笹餅など種類も彩りも豊かで、午前10時の開店と同時に、飛ぶように売れていました。
ミニイベントとして毎年行われてきた餅の引き伸ばし大会は、全国的に広がりを見せている新型インフルエンザの影響を考慮し中止としましたが、杵と臼での餅つきは行われ、ついた餅はお汁粉として振る舞われました。
午前中は、イベントに合わせ大館人権擁護委員協議会による啓発活動も行われ、県職員として幅広い活躍をみせているスギッチが1日人権擁護委員として、市内の人権擁護委員7人と街頭キャンペーンを行いました。街頭キャンペーンには、佐藤副市長もスギッチと一緒に人権擁護の啓発活動を行いました。
そのほか、北秋田市鷹巣赤十字奉仕団による赤十字啓発活動なども行われていました。
午後2時からのメイン行事「ふるさと踊り」の開始を前に行われた開会セレモニーでは、和田実行委員長が「お米の消費拡大と地域の物産の販路拡大をはかりながら、地域の交流の場を広げて地域活性化につなげたいと始まったイベントも、今年で25回を迎えることができました。景気回復の兆しがなかなか見えてきませんが、今日は1日明るく元気に歌や踊りを楽しんでください。大八車からは、紅白の縁起の良い餅が振る舞われるので、福を引き寄せて今後の景気付けにつなげて」と呼びかけました。
セレモニーには来賓として津谷市長、長岐哲行北秋田地域振興局長、吉岡議長、佐藤副市長らが出席。津谷市長は「四半世紀に及ぶこのふるさとのまつり、これからも、もっと大きく広げていければと期待を持っています。地産地消という言葉があります。地元で採れたお米でお餅を作り、地域の方が購入して消費していただき、そしてこの地域の商店の方々にもたくさんのお客さんが訪れるような、元気の出る北秋田市をこれからも皆さんと一緒に作っていきたい、その突破口になるのが"餅っこまつりとふるさと踊り"です。これからも、多いにこのエネルギーを燃やし続けてください」と祝辞を述べました。
セレモニーの後、始まったふるさと踊りには、各地区婦人会など10団体から各40〜50人づつの踊り手が参加、餅を振舞う大八車と綴子大太鼓の先導で華やかな行列が始まりました。雨の中のふるさと踊りでしたが、沿道を埋める観衆は、着物姿もあでやかな踊り手や、子ども太鼓のかわいいパフォーマンスに惜しみない拍手を送っていました。