2010年06月23日
コンテンツ番号2577
森吉山山人平
(2010.6.23)
森吉山の山人平(やまびとだいら)では、初夏の高山植物が咲き誇り、湿原を埋め尽くした花々がお花畑を形成しています。
森吉山(1454メートル県立自然公園)は、秋田県中央にそびえるアスピーデ・トロイデの複式火山で、標高1000メートル以上の外輪山数座に囲まれた独立峰です。山頂からは鳥海山・田沢湖・岩手山・白神山地・男鹿半島・日本海などが望め、 山腹はブナ林、標高1000メートルから山頂部まではアオモリトドマツの原生林が広がり、「花の百名山」として初夏から秋にかけて雪田には300種類の高山植物が咲き誇ります。
山人平は、森吉山の標高約1300メートルに位置し、初夏の高山植物が咲き誇る最大のエリア。イワカガミやチングルマ、ヒナザクラなど初夏の花が咲き乱れ、訪れる人々を魅了します。
今年は、雪解けが遅れた影響で、高山植物の開花が例年より遅れていましたが、梅雨入り前までの陽気で一気に開花が進みました。山人平の花は、今週末あたりにピークを迎え7月上旬まで楽しむことができます。
6月1日から「阿仁のゴンドラで行く観る森吉山紀行」として、阿仁スキー場のゴンドラ運行を開始しています。出発のゴンドラ山麓駅(標高537メートル)から終着のゴンドラ山頂駅(標高1167メートル)までの、標高差630メートル、総延長3473メートルを約15分で登ります。気軽にトレッキングを楽しむことができるほか、花の群生エリア(石森、稚児平、山人平)や山頂まで短い時間で登山を楽しむことができます。ゴンドラは6月1日〜10月31日まで(8月16日〜9月30日の平日は運休)運行されます。
また、森吉山はこれから盛夏を迎え、ニッコウキスゲを代表格に、ハクサンチドリやイワイチョウ、アカモノなど数多くの花々が次々と咲き誇ります。
山人平(やまびとだいら)へのアクセス方法
- 阿仁ゴンドラコース【所要時間110分(内ゴンドラ乗車15分)】
- 阿仁ゴンドラ山麓駅(駐車場)===ゴンドラ山頂駅(15分)〜石森(20分)〜阿仁避難小屋(15分)〜稚児平(35分)〜山頂(10分)〜山人平(15分)奥森吉ヒバクラコース【所要時間120分】ヒバクラ登山口(駐車場)〜ヒバクラ湿原(90分)〜山人平(30分)
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