2008年06月07日
コンテンツ番号2123
「阿仁ゴンドラで行く森吉山紀行」スタート!
(2008.6.7)
「花の百名山」として知られている森吉山(標高1,454m)。阿仁スキー場のゴンドラを利用して気軽にトレッキングができる「阿仁のゴンドラで行く森吉山紀行」が6月7日(土)から始まり、運行第1日目日となったこの日、さっそく高山の花々を鑑賞しようと訪れた利用客でにぎわいました。
ウインターガーデンリゾーツ(本社・東京)が営業している阿仁スキー場のゴンドラは、スキーでの利用ほか、樹氷シーズンと夏山及び紅葉シーズンでの登山や散策の利用者を対象に運行されてきましたが、経営事情が悪化してきたことから一時休止が検討されました。北秋田市では会社に対し、運行経費の一部を補助するなどして運行継続を強く要請、会社側の理解を得て運行が継続になった、といういきさつがあります。
この日はあいにく小雨模様で山頂駅舎から上部は濃い霧に覆われましたが、夏山シーズンを待ち望んでいた利用客は高山の花々を求めて群生のスポットをめざしました。花のシーズンはまだ始まったばかりですが、ところどころに咲くシラネアオイやノウゴウイチゴ、イワカガミなど可憐な花が登山客を迎えていました。
6月中・下旬から7月にかけては、チングルマやイワカガミ、ニッコウキスゲなど夏の高山植物が咲き乱れ森吉山を彩ります。ゴンドラの運行期間は夏期が6月7日から7月27日まで。秋の紅葉シーズンが10月4日から26日までとなっています。
高山植物は、ゴンドラ山頂駅を降りてすぐの登山道沿いでも見ることができます。また、20〜30分ほど登った石森付近には、チングルマなどの群落ができます。ぜひこの機会にゴンドラをご利用ください。
ルート状況、残雪
今年は例年より雪解けが早かったことから、残雪は少ないようです。ゴンドラ山頂駅から石森までの登山道でも一部のみとなっていますが、木道なども滑りやすいので注意してください。 また、残雪を踏みかないようにしてください。
開花状況
現在は春の花(シラネアオイ、オオバキスミレ、ショウジョウバカマなど)が中心で、初夏の花(チングルマ、イワカガミなど)はこれからのようです。春の花は特にゴンドラ駅舎付近、樹氷平、石森付近に。チングルマやイワカガミは稚児平付近から山頂付近にかけてがポイントです。
トイレ
避難小屋のトイレは人力で汲み降ろしをしていますので処理に限界があります。できるだけゴンドラ山麓駅舎、待避所で済ませてください。携帯トイレの持参をお勧めします。
事故防止
縦走、宿泊予定者の方は、事前に登山計画書をスキー場へ提出してください。残雪は少ないようですが、斜面の残雪は特に滑りやすいので、滑りにくい靴などを着用してください。山の天候は変わりやすいので、無理のない登山計画を立ててください。