2010年01月16日
コンテンツ番号7646
自治会活動の拠点施設完成を喜び合う
米内沢神社境内で昨年から建設が進められていた米内沢本郷会館の竣工式が1月16日(土)、行われ、地区住民らが秋田杉の香りに満ちた真新しい自治会館の完成を喜び合いました。
竣工式には主催者の米内沢本郷会(北林照助会長)の会員ほか、米内沢地区の各自治会長、津谷市長、県議会議員及び市議会議員ら約50人が出席。
神事の後、北林会長は「旧会館は米内沢地区の自治会活動の拠点として長く利用されてきた。市はじめ関係者の尽力によって新たな会館が完成し、ともに喜び合いたい。さらに地域の親睦が図られ、さまざまな行事が盛んに行われることを願う」とあいさつ。
津谷市長は、建設の経緯を説明した上で「旧会館は、地域の伝統文化を守る拠点でもあり、地域住民の会館への思いが地域を支えていた。新会館も大いに利用し、親睦と交流を深めてほしい」、と祝辞を述べました。
旧会館は、米内沢本郷地区の自治会活動の拠点としてのほか、地域に伝わる「轟山(ヤマヤマ)」、獅子踊りなど伝統文化継承の拠点として長く利用され、また、森吉コミュニティセンターが完成するまでは公民館としても使われていました。
しかし、老朽化が進んだことから立て直されることになったもので、地元からの寄付をもとに国の地域活性化・生活対策臨時交付金事業(自治会館建設事業)により整備されました。建物は木造平屋建で建築面積は219.44(約66坪)、延床面積は180(約55坪)。総事業費は3527万8100円。
設計にあたっては、神社の門前に位置することから、外壁の色には平安京の北方の守護神として祀られた神・玄武を象徴する黒が用いられました。内部の梁や柱には、秋田杉の集成材がふんだんに使われているほか、木材は汚れ止めと耐久性確保のため植物性塗料でコーティングされ温かみのある居心地のよい空間が確保されています。
また、玄関や内部の段差をなくすなど子どもから高齢者、障害者まで自立して利用できるバリアフリー仕様となっているほか、屋根は無落雪化が図られ除排雪の軽減が考慮されています。
(2010.1.16)