2020年02月03日
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~保育園や幼稚園、神社などで節分行事~
2月3日は節分です。市内の各保育園、幼稚園、神社でも恒例の豆まきが行われ、子どもたちや地域の人たちが鬼退治をして災厄を払い、一年の無病息災を願う伝統行事を楽しみました。
立春の前日、季節を分けるこの日に豆を撒くことには、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがあるとされ、北秋田市内でも米内沢神社で豆まき行事が行われているほか、保育園や幼稚園、児童クラブなどで子どもたちを対象とした豆まきが恒例となっています。
このうち、米内沢保育園(中川佐恵子園長、園児111人)では、恒例の「豆まきの会」が行われ、心待ちにしていた園児たちが豆まき行事を楽しみました。
「豆まきの会」の前に、それぞれのクラスでは炒った豆でドアなどから外へ豆がまかれ園内は香ばしいにおいが広がりました。会が始まり、はじめに全員で「豆まき」の歌を合唱。続いて中川園長が「冬から春になる最後の日の大晦日に、来年こそいい年になるようにと悪い鬼とか病気など悪い物に『えい』と豆をまきました」などと昔の節分のお話をしました。
このあと「まめっこぽりぽり、おにはそと」の紙芝居が行われ、園児たちが熱心に聴いていると3匹の先生がたがふんした鬼が現れました。園児たちは新聞紙でつくった豆を投げつけ鬼退治。園内は鬼を追いかけたり、追いかけられたりと大騒動。最後に鬼が退散し、先生が「みなさんが退治したのは『意地悪鬼』『泣き虫鬼』『好き嫌い鬼』、心の中の鬼を追い出しましょう」と園児に呼びかけました。
最後に近藤しょうやさんと佐藤なぎさん、安東だいきさんの3人が裃姿で、「鬼は外、福は内」と元気のいい掛け声に合わせて豆とお菓子をまき、園児たちはまかれた豆やお菓子をひろいながら豆まきを楽しみました。
森吉地区の米内沢神社(鈴木正和宮司)では「節分祭」が行われ、豆やみかんなどをまいて無病息災や商売繁盛を祈願しました。
同神社では、地区住民で組織する米内沢共睦会(萩野秀実会長)の協力で神社の年中行事として、毎年開催されています。
はじめに、会員たちが裃(かみしも)をまとった正装で神事に臨み、豆まきに使う豆やみかんとともにお祓いを受けました。
境内には、ご利益にあずかろうと子どもたちを含め約50人の地区住民が集まりました。会員たちが境内から景気回復の願いを込めながら「福は内〜」と威勢のよいかけ声をかけながら豆やみかんなどをまくと、歓声を上げながら拾い集めていました。