2012年02月06日
コンテンツ番号1615
中心市街地活性化検討委員会の松橋雅子委員長が、2月6日(月)に市役所を訪れ、委員会がこれまで検討してきた内容をまとめた報告書を津谷市長に手渡しました。
委員会は、中心市街地に賑わいを呼び戻すため、商店会がやれること、市がやれること、市民と一緒になってやっていくべきことを協議し、中心市街地の将来像を描き、その実現に向けて取り組むべきことを明らかにする、中心市街地活性化ビジョンの素案を作成することを目的に7月に設置され、これまで5回の会議が行われました。
はじめに松橋委員長が市長に手渡し、報告書の内容を説明。 松橋委員長は「今までアンケートや5回の会議を開催してきた。アンケートでは『駐車場がない』『休むところがない』など、ないものに対しての課題・要望の回答が多かった。中心市街地区域を鷹巣駅から米代児童公園までに設定し、今後も進む少子高齢化のなかで、子供から高齢者までが住み続けられ、賑わいのあるコンパクトなまちとなるために『歩いて用事を済せられる、車がなくても暮らせる街』『北秋田市の商業の中心地となる街』の2つを今後の中心市街地の活性化の方向としました。また、活性化のキーワードとして『住む』『歩く』『訪れる』『買う』の4つを取り上げ、それぞれからのキーワードをもとに活性化への具体策を上げました」などと報告し、最後に「これらの実現のためには、商店会、商工会、観光協会、青年会議所、秋田北鷹高校など各団体と連携できる環境づくりが重要であり、最終的には行政の支援も必要となってくる。将来を考えると早め早めに実行をしていかなければならいと思っている」などと述べました。
報告を受け、津谷市長は「委員会で報告書を作成してもらうのが目的ではなく、実行するために検討いただいたもの。今までも各団体でアンケートを行ったこともあったが、リスクを考えると実行に移せなかったことは多くあった。今回の報告書を基に各団体と連携し、行政としても積極的に協力していきたい」などと述べました。
この報告書を基に、北秋田市中心市街地活性化庁内会議(座長:虻川広見副市長)が8日に開催され、今後予定されているまちづくりに係る事業について協議する予定です。