2013年08月27日
コンテンツ番号1301
観光振興や地域要望などで意見交換
(2013.8.27)
市のまちづくりや行政課題などについて市民と語り合う移動行政懇話会が8月27日(火)、阿仁地区を皮切りに始まり、参加者が市長や市の担当者と意見を交わしました。
懇話会は、市の現状や周知事項を説明するとともに、行政への意見・要望を伺う機会として各地区で平成19年度から開催しているもので、阿仁地区会場の阿仁ふるさと文化センターには、自治会長や地域住民24人が参加しました。
開会にあたり津谷市長は、「旧4町の合併から、まもなく10年を迎えようとしているなかで、市民の一体感の醸成や将来に向かってのさらなる発展への願いを込め、北秋田市民歌を制定することとし、先月より募集を開始したところでありますが、現在のところ応募件数が少ない状況となっております。皆様こぞって、あるいは皆様のお知り合い等へお声をかけていただき積極的に応募いただきますようお願いいたします。 さて、阿仁地区は、森林、鉱山文化など様々な伝統や歴史的背景もあり、素晴らしい宝物をいっぱい抱えた地域だと思っています。マタギ文化、伝統芸能、さらには様々な名瀑もあり、もっともっと光を与えていかなければならないと思っていたところです。もっと光を与えるため、県と市の協働事業として『まるごと森吉山観光振興プロジェクト』やくま牧場の整備が動き出しております。 例えば森吉山エリアの観光振興を図るため、森吉山阿仁スキー場での森吉山ビジターセンター(仮称)の整備やゴンドラを含めたリニューアルで、観光基盤の拡充とともに、一年を通して楽しめる様々な体験型メニューの開発、ブランドの確立、観光案内人の育成やネットワーク化による受け入れ態勢の向上などに取り組むことにより、本エリアにおいて『いつでも』『だれでも』気軽に楽しめる滞留型観光を目指しているものであり、このことが、地域で頑張っている皆さんを一層勇気づけ、また、さらに多くの方々に交流していただきながらお金を落としてもらえるようにして、活性化につなげていきたいと考えております 」などとあいさつ。
続いて、市の担当職員が、平成25年度福祉の雪事業や空き家等実態調査結果、秋田県市町村未来づくり協働プログラムの「まるごと森吉山観光振興プロジェクト」、八幡平クマ牧場のヒグマを受入れるため阿仁熊牧場に建設している施設について説明しました。
配布資料
意見交換では、質疑を含め参加者から意見、要望が出されました。主な質問・意見とその回答は次のとおりです。
小・中学生の朝夕のあいさつが非常に良く元気をもらっている。このあいさつが、今後も続いていくことを願っている。
阿仁地区も含めて、市の子どもたちはあいさつができるようになったと感じているので、引き続き「あいさつ」に力を入れていきたい。なかには、子どもたちがあいさつしているにもかかわらず、返していない大人もいるので、我々からもしっかり声かけをしていきたい。
学校や市役所の各庁舎に国旗や市旗を掲揚してはどうか。
国旗と市旗、校旗を子どもたちの手で揚げてもらいたいと考えているので、これからも学校へ話していきたい。本庁舎では国旗を掲揚しているが、他の施設についてはこれから確認し、ポールに余裕があれば国旗を掲げることをすすめたい。
市の職員の服装について、作業服を着ている人が多いが、基本的には背広にネクタイにすべきでないか。
現在はクールビズを勧めているが、今までもおりにふれて服装を整えるようにと話しているので、クールビズが終われば周知したい。
間伐等の補助金を受けられる森林経営計画を早急に進めてほしい。特に、財産区関係は早く森林経営計画の認定を受け、一般の方々を引っ張っていく指導的なことをやってもらいたい。
経営計画は、やれるところ、やりやすいところから手をかけている。民有林については、同意をもらうことが難しという実態があるが、市の面積の8割以上が山林なので、これを活用することは市を元気にすることだと思っているので、森林組合など関係機関との連携を強め、計画を進めるよう取り組んでいきたい。
「まるごと森吉山観光振興プロジェクト」での森吉山の観光開発、熊牧場のリニューアルオープンに向けて、安の滝への道路整備を。
安の滝は併用林道で、協定により整備関係については基本的に森林管理署が行うことになっているが、森林管理署としては、観光用の道路としてではなく、あくまでも作業道としてとらえている。例えば、市で全線を観光用に拡幅し舗装整備を行うとすれば、莫大な費用がかかるので、どのようなやり方がいいのか検討していかなくてならないと考えている。 日本経済新聞の土曜版に、「山歩きを楽しむ滝」として安の滝が日本でナンバーワンの滝として紹介されたので、安の滝に来た人をがっかりさせないよう、安の滝までの道路を含めて、どのような整備方法がいいのかを検討していきたい。
安の滝や幸兵衛滝への林道の草刈りができていれば、道路も壊れなかったと思われるところもある。草が道路に覆いかぶさり、側溝をふさぎ、雨水が道路を流れて壊れる危険性があるため、国有林内でも市でやれることろはやったらどうか。
草刈りを市でやれるかどうか、やれなければ地元の人にも協力してもらうことも必要となるので、今後の検討課題としたい。
森吉山の登山道も、雨の影響でずいぶん掘られているところがあるので、木道、階段整備の早急な対応を。
県立自然公園内であれば県に材料を要望したり整備を働きかけたりしながら、また、市でできることはやっていきたい。
阿仁河川公園の芝生の草刈りは、草を刈ったままにしているので歩きにくい。予算上の問題もあると思うが、もっと丁寧に管理ができないか。
内部で草刈り方法も含めて検討しているところ。来年度に向けて、地域の方々とも協議をしていきたいと考えている。
阿仁援助ホームを解体すると聞いたが、解体の前に利活用方法を考えるべきではないか。
廃止するというのではなく、自治会長会の集まりがあった時にうまく利用できる方法がないか話を聞きたいと考えていた。どうしてもないとすれば閉めることを検討せざるを得ないので、利用できる方法があれば地域の方々と一緒に検討したいと考えている。
今後の移動行政懇話会の日程
期日
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時間
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場所
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8月28日(水)
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18:30〜
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森吉コミュニティセンター |
8月29日(木)
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18:30〜
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合川農村環境改善センター |
8月30日(金)
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18:30〜
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中央公民館 |