2013年08月30日
コンテンツ番号1645
市と住民が地域の課題について意見交換
(2013.8.30)
市のまちづくりや行政課題などについて市民と語り合う移動行政懇話会(鷹巣地区)が8月30日(金)、中央公民館で行われ、市民約60人が市長や市の担当者と地域の要望などについて意見を交わしました。
開会にあたり、津谷市長は「鷹巣大館道路の栄トンネルが貫通し、日沿道もいよいよ平成20年代後半には、鷹巣地区を通ることになります。そして、今年で15周年を迎える大館能代空港、更にスーパーこまちの停車駅である角館駅までを繋ぐ内陸線があり、たいへんインフラが整っている地域だと思っている。そして、その内陸線やJRなどを利用して、約800人もの秋田北鷹高校の生徒が通学し、にぎわいを作ってくれているが、北秋田市の顔となる中心市街地は、非常に寂しい状況にあります。今こそ奮起して、中心地ににぎわいと人が集まる中心市街地を作っていかなければならないと考えている」などとあいさつを述べました。
続いて、市から「平成25年度福祉の雪事業」、「空き家等実態調査」、「(仮称)生涯学習交流施設」について説明され、そのうち、(仮称)生涯学習交流施設については「平成23年に中心街地の活性化、賑わいづくりの向け、中心市街地活性化検討委員会を立ち上げ、北秋田市中心市街地活性化ビジョンを策定し、そのなかの課題解決のため、当該施設を整備することにしたもの。この施設は、ただ求められたものを満たすだけではなく、より広く中心市街地の活性化につながる提案を採用した上で、市民による利活用検討委員会で更に協議しながら、多くの市民から親しまれ利用されるよう作り上げていくこととしている。今後は基本設計を作成し、公開して意見を募った上で実施設計を作成する。26年度に本体工事、27年度に外構工事を終えて同年にオープンする予定です」などと説明。この後、市と参加者が地域の要望などについて意見交換をしました。
配布資料
参加者から出された主な要望や意見とその回答は次のとおりです
要望・意見
公道(県道)の除雪について、歩道が無いため子どもや高齢者には危険であり、ここ最近は歩道の除雪がなされているが、担当者が替われば前のように、除雪されないのではと不安。歩道の設置を市からも県に強く要望してほしい。
回答
降雪前に県と市の担当者が、町内会の方に協議をしに伺うことになっていますので、よろしくお願いします。
要望・意見
各戸に配布されたハザードマップに書かれてある避難所等を疑問に思うことがある。また、自主防災組織をつくるにあたり、現在、話し合いを進めている町内や頭を悩ませている町内もある。市では自主防災組織の育成と、行政と町内との考え、危機管理を共有するという考えはあるのか。
回答
市としては組織づくりに対し、全面的に協力・支援をしていきたい。要望があれば、町内会などの際にでも出向いて説明をしますし、その他にも話し合いの場を設けて、共通の理解を高めていくこともしているので、声をかけてほしい。
要望・意見
中心市街地活性化についての政策は、たいへんありがたいし評価もしているが、建物を建てるにしても多額の費用が掛かる。もう一度、アンケートなどを実施して、商店街をはじめ市民の意見を聞きながら進めた方が良いと思う。
回答
中心市街地にぎわいを取り戻すには行政だけでは解決できない課題なので、これまでも話し合いやアンケートをとってきた。また、これからも利活用検討委員会には、幅広い世代に入ってもらい、そこでの内容を市民にオープンにしながら、賑わいづくりをしていきたい。
要望・意見
今月の大雨で水道水に濁りが発生した。市に給水車を出してもらったが、周知が不十分で給水車が来ていることが分からなかった。また、広範囲な地域に係らず給水している場所が自治会館前の一か所であり、車がない人や高齢者は水をもらいに行けない。
回答
対象地区に広報車を出したり、自治会長に電話で周知を図ったが、不十分であったということで深く反省している。また、ペットボトルやポリタンクを用意して、広く配れれば良かったのだが、時間が無く十分な対応ができなかった。今後は絶対にこういったことが無いようお約束する。
要望・意見
アメシロの防除について、アメシロの発生時期以外に薬を散布しているのを見かけたことがある。市では発生時期の周知や指導をしていないのか。
回答
現在、防除の時期は各自治会の判断に任せているが、今後の参考にしたい。
要望・意見
自治会で防除の機械を市から借りているが、各自治会の防除の実施時期と重なり、借りるのが難しく、市以外から借りたりしている。市以外から借りた時の経費の一部でも補助金等で支援いただけないか。
回答
今までそういった考えが無かった。持ち帰り検討させていただく。