2014年07月17日
コンテンツ番号7337
地元住民や工事関係者が無事完成を祈願
伊勢堂岱遺跡のガイダンス施設新築工事及び駐車場等外構工事の安全祈願祭が、7月17日(木)に行われ、市や工事関係者、地元自治会長をはじめ地域住民が出席し、工事の無事完成を願いました。
伊勢堂岱遺跡は、国内では唯一4つの環状列石が発見された遺跡で、平成13年に国の史跡に指定されています(詳しくは こちら)。
平成23年度から遺跡見学のための環境整備を進めており、昨年は場内に見学用の遊歩道が完成し、今年度はガイダンス施設及び駐車場等外構工事、平成27年度はガイダンス施設の展示工事を行い、平成28年度のオープンを目指しています。
このたび着手するガイダンス施設は、鉄筋コンクリート造平屋建て、延床面積481平方メートルで、出土品展示スペースのほか、体験教室等多目的エントランスホールが備わることになっており、また、駐車場については乗用車118台、大型バス6台の駐車が可能になる予定です。施工業者は、ガイダンス施設が(株)佐藤庫組で工事請負額1億9828万8千円、駐車場等外構工事が朝日建設(株)で工事請負額1億530万円となっています。
この日は、市や市議会、地元自治会、工事関係者など約30人が出席。津谷市長らがくわ入れなどを行って、工事の安全と早期完成を祈願しました。
神事が終わったあと、津谷市長はガイダンス施設について「伊勢堂岱遺跡は4つの環状列石が隣接する全国でも類のない遺跡。歴史と文化を伝えるガイダンス施設が整備されることにより、市民の方はもちろん県内外の方々、世界遺産を目指していることもあり世界各国からも注目されると思う。ガイダンス施設は展示するだけではなく、ワーキンググループの方々とも連携しながら、歴史や文化、さらには地域のことを学べるような施設にしていきたい。これから展示のあり方も検討しながら、多くの方々に足を運んでもらえるよう広く情報発信をしていきたい」などとコメントしました。