2015年08月15日
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皆で踊って短い夏の良き思い出に
北秋田市観光物産協会(村井松悦会長)主催の 第59回北秋田市民盆踊り大会が、8月15日(土)に鷹巣銀座通商店会通りで行われ、市民や帰省客が参加し、行く夏のひと時を楽しみました。
市民盆踊り大会は、郷土芸能「鷹巣盆踊り」が前身で、慶応年間(1865~)、鷹巣村の商人らが商売繁盛と豊作を祈願して踊ったのが始まり。商店主たちが仮装を凝らして奉公人に混じって踊ったのが好評を博し、その後は農村部からも大勢参加するようになったと言われています。最盛期は明治末期から大正の中ごろといわれ、昭和初期から戦後の20年代まで空白期間がありましたが、その後は商店会や婦人会が主体となって開催され、毎年多くの方が参加しています。
7時30分からの開会セレモニーでは、観光物産協会の村井会長が「2、3日前までの猛暑が嘘のように、今日は心地よい風が吹いている。今年は終戦から70年の年。今日は盆踊りができる喜びを感じながら、短い時間ですが皆さん一緒になって楽しんでいただきたい」などとあいさつ。続いて、来賓の津谷市長は「59回目を迎えるたいへん歴史のある盆踊りをこのように開催していただき、関係の皆さんに心から敬意と感謝を申し上げる。盆踊りは見るより踊る方が楽しい。ぜひ、見ている人も踊りの輪に入って一緒に踊っていただき、短い夏のひと時の思い出として楽しんでもらいたい」などとあいさつしました。
この後、フリー参加の盆踊りがスタート。参加者は西馬音内盆踊り風の衣装や市内の団体や企業ごとにお揃いのはんてんを身に付け、河田カツ子さん一行の生歌と生演奏に合わせて、やぐらの周りを踊り始めました。最初は見物していた子どもたちや帰省客も徐々に踊りの輪に入り、大勢の人で盆踊りを楽しんだほか、盆踊り終了後には、盆踊りに参加者した人たちを対象として、市内商店から提供された盛りだくさんの賞品が当たる恒例の抽選会が行われ、当選番号が読み上げられるたびに大きな歓声が上がっていました。