2016年09月09日
コンテンツ番号5731
救急活動の普及啓発を図る
9月9日(金)の「救急の日」に合わせ、北秋田市消防本部(中嶋誠消防長)では一日救急隊長の任命や啓発活動、事業所表彰などを行い、救急活動の普及啓発を図りました。
国民の救急業務及び救急医療に対する理解と認識を深めるとともに、救急医療関係者の意識の高揚を図ることを目的として、毎年9月9日を「救急の日」、この日を含む1週間を「救急医療週間」(9月4日~10日)とし、全国各地で応急手当の講習会を中心とした救急に関する様々な行事が実施されています。
この日、北秋田市消防本部では一日救急隊長として、小規模多機能型居宅介護事業所「のぞみ」の管理者である武田節子さんに中嶋消防長から委嘱状が交付されました。委嘱状を受けとった武田さんは「救急などの緊急時、普段は署員の方々にお世話になっているが、今日は逆の立場を経験して救急への理解を深めたいと思っている。啓発活動もあるので、救急の大切さを多くの方たちに知ってもらえるよう努めたい」などとあいさつ。このあと、消防署員とともに市内ショッピングセンターで啓発用品の配付や心肺蘇生法の体験コーナーを設置するなどして、救命手当法の習得を市民に呼びかけました。
また、県立比内支援学校たかのす校(佐藤正好校長)では、中学部の生徒14人の出席のもと、救命手当法啓発推進事業所表彰の伝達式が行われました。当校は平成24年から救命手当の習得や普及に取り組んでおり、その取組みが他の模範と認められるとして「救命手当法啓発推進事業所」に認定されたもの。伝達式では、田中正消防次長から代表の生徒に表彰状と記念品が手渡され、このあと田中消防次長は「今日は救命手当の活動が、今後も更に普及されることを願いながら表彰させていただいた。救急現場では救命手当法により助かる命がある。これからも講習を受けながら、様々な救急手当を学んでもらいたい」などとあいさつ。つづいて佐藤校長は「平成24年度から救命手当法を職員で練習してきたが、昨年からは生徒と保護者も講習を受けるようにした。この表彰を契機に命の大切さを指導していくとともに、AEDなども生徒、職員、保護者全員が操作できるよう、今後も普及活動に取り組んでいきたい」などと更なる活動への意気込みを表しました。
なお、消防本部では、これらのほかにも9月11日(日)に森吉コミュニティセンターで「上級救命講習」を開催して、救命手当法の普及啓発を図ることとしています。