2016年07月11日
コンテンツ番号5586
澤藤茂子さんが再任
(2016年7月11日)
人権擁護委員の再任に伴う委嘱状の伝達式が、7月11日(月)に市役所で行われ、虻川広見副市長が法務大臣からの委嘱状を澤藤茂子さん(69歳・木戸石)に手渡しました。
人権擁護委員は、地域の皆さんから人権相談を受け問題解決のお手伝いや法務局の職員と協力して人権侵害による被害者の救済、地域の皆さんに人権について関心を持ってもらえるよう啓発活動を行う民間ボランティアです。
委員は、公平かつ客観的な立場で物事を判断することができ、広く社会の実情に通じ、人権擁護について深い理解のある人でなければなりません。そのため選任にあたっては、市町村長が人権擁護委員にふさわしい地域の候補者を選び、議会の意見を聞いた上で法務局へ推薦し、さらに法務局において弁護士会及び人権擁護委員連合会に意見を求めて検討した後、法務大臣から委嘱されます。
この度、再任された澤藤さんは、北秋田市役所を退職したあと、平成22年7月に人権擁護委員に就任。今回で3期目となりました。
再任による任期は平成28年7月1日から平成31年6月30日まで。
伝達式では、虻川副市長が澤藤さんに委嘱状を手渡したあと「澤藤さんには、平成22年から人権擁護委員として2期6年間頑張っていただき、今回は3期目となり今後3年間ご尽力いただくことになりました。澤藤さんは、小学校や放課後児童クラブで人権教室を開催するなど、子どもの人権啓発活動に積極的に取り組んでいただいていると伺っています。今後も、これまでの豊富な経験を生かしながら、活動をとおして大切な人権が守られ、この地域に住む皆さんが、明るく元気に安心して暮らしていける地域づくりにお力添えをお願いします」などとあいさつしました。
澤藤さんは「学校の子どもたちを対象にしたことを、年に1回はやりたいと思い活動しています。今年は8月3日に合川児童クラブで、いじめに関しての映像を見たあとに、子どもたちから声を引き上げたいと思っています。子どもたちは、これがいじめだとは認識していないけれども、日常の交流の何気ない言葉のやり取りで、受ける側の子どもは大きな心の痛手となり傷ついている。子どもの心は大人の目線では理解が難しいと感じる。また、3年間自分ができることを少しずつ頑張りたい」などとこれまでの活動で感じていることを述べました。
人権擁護委員は無報酬ですが、現在約14,000人の人権擁護委員が全国の各市町村に配置され、積極的な人権擁護活動を行っています。
北秋田市には、現在14人の人権擁護委員が配置されています。もし日常生活の中で、女性・子ども・高齢者等をめぐる人権の問題や近隣とのトラブルなど,身近なことで困っていることがありましたら、お近くの人権擁護委員又は法務局大館支局(TEL 0186-42-6514)にご相談ください。