2016年01月30日
コンテンツ番号1168
一筆一筆に気持ちを込めて
(2016年1月30日)
「高校生書道パフォーマンス×書き初めのつどいin北秋田」が、1月30日(土)に文化会館で行われ、参加者は書に触れながら筆文字から伝わってくる力強さと美しさを実感しました。
この企画は、「放(はな)て!言(こと)の葉(は) 響(ひび)け!魂(たましい)」をテーマに、「公民館によるおらほの地域応援し隊!地域創生・未来の大人育成事業」の一環で市教育委員会が開催したものです。躍動する生徒たちの思いを日本古来の文化である「書道」を通して多くの人たちに伝えるとともに、言葉の持つ力を学び、人と人との絆や交流を深めながら、地域の教育力の強化と知の循環を図ることを目的としており、この日は市民が自由に参加できる書き初め会と県内の4つの高校による書道パフォーマンスが行われました。
開会にあたり、佐藤要・生涯学習課長が「書は人を表すとも言われていますので、それぞれの思いを表現していただければと思います。高校生の書道パフォーマンスでは、見て楽しい書の表現の魅力と大きな感動を皆さんと共有したい」などとあいさつ。引き続き行われた市民書き初め会には、小学一年生から70代まで25人が参加し、「成長」や「学習活動」、「文学作品」など、それぞれが自分の考えた文字を書に表し、気持ちのこもった作品を完成させました。
このあと、地元の秋田北鷹高校をはじめ、大館鳳鳴高校、能代松陽高校、大曲高校の4校が出場し、高校生書道パフォーマンスが行われました。書道パフォーマンスは、大きな紙に大小さまざまな筆や色鮮やかな絵具を使い、自分たちのメッセージを書いていくもので、書の美しさはもちろんのこと、書く姿やメッセージの内容も作品の一部とされています。
今回の発表のテーマは、大館鳳鳴高校は「届け!私たちの思い」、能代松陽高校は「笑顔を未来に繋ぐ」、大曲高校は「美の国秋田」、秋田北鷹高校は「つ・な・ぐ」。各校とも揃いのTシャツや袴姿に身を包み、それぞれが選曲した音楽にのせ、縦4メートル・横6メートルの紙に自分たちの思いを込めながら筆を走らせ迫力ある演技を披露しました。
書き初め会及び書道パフォーマンスの作品は、3月28日(月)から31日(木)までの4日間、中央公民館ホールに展示されます。