2016年07月13日
コンテンツ番号5574
地域の行政課題解決に向けて情報を共有
(2016年7月13日)
秋田県北秋田地域振興局と北秋田市との意見交換会が、7月13日(水)に市役所で開かれ、様々な行政課題の解決に向けて連携して取り組んでいくことを確認しました。
意見交換会には、北秋田地域振興局から水澤聡局長ほか総務企画部、鷹巣阿仁福祉環境部、農林部、建設部、北教育事務所など各部・機関の部長及び所長、北秋田市からは、津谷市長、虻川副市長ほか各部長ら合わせて約30人が出席しました。
はじめに津谷市長が「昨年、市の最上位計画となる第2次北秋田市総合計画を策定し、その計画に沿って様々な事業に取り組んでいる。移住定住を進めて、市に人を呼び込むこと。観光面では県と協働で、まるごと森吉山観光振興プロジェクトや森吉山避難小屋の改修も進められて、森吉山の観光基盤の充実が着々と図られている。また、内陸線沿線には、私たちが気がつかない様々な宝が埋もれており、それを掘り起しブラッシュアップして沿線の魅力を高めて、新たな交流を作り上げていきたい。今年度は、市民ふれあいプラザコムコムや伊勢堂岱縄文館がオープンして、たくさんの方々が訪れている。7月27日には、道の駅たかのすに産直おおだいこもオープンする。この地域の地産地消も含めてアピールして進めたい。また、日沿道鷹巣インターもつながる予定になっており、日沿道のストック効果のみならず、大館能代空港や内陸線、JR鷹ノ巣駅など充実している社会資本を十分に活用しながら市の施策を進めていきたい。今日の意見交換会は、お互いの重点推進事項や要望事項を確認しながら、北秋田市、秋田県にとって実りあるものにしたい」などとあいさつしました。
意見交換会では、はじめに北秋田地域振興局から、若者の定住促進と地域コミュニティの維持、園芸等新たな産地づくりへの挑戦、地域の強みを生かした滞在型・周遊型観光の推進、安全・安心な地域づくりの推進を柱とした平成28年度の重点推進事項を紹介。このうち観光振興については、秋田犬と森吉山を結んだインパウンドプロモーションとして「秋田犬ツーリズム(DMO)」との連携。森吉山を中心とした誘客機能の強化では、森吉山観光パスのPR強化、内陸線田んぼアートによる沿線の魅力アップと内陸線利活用促進などについて説明しました。
市からは、移住定住の促進では、移住体験用住宅の整備や移住体験事業。地域ケアシステムの構築では、協議組織の再編や日常生活圏域の再設定。日本三大樹氷の展開では、インバウンド用のパンフレット作成や360度カメラやドローンで撮影した映像の情報発信などを説明したほか、クリーンリサイクルセンターエネルギー回収推進施設建設工事、し尿処理施設建設工事、歩行空間整備事業、伊勢堂岱遺跡ブランド創造事業など市の重点推進事項を説明しました。
続いて、市から北秋田地域振興局へ、メガ団地育成事業の計画策定への支援、小阿仁川堤防改修工事の早期完成、国道285号滝ノ沢バイパス・鷹巣西道路・鷹巣川井堂川線杉山田工区の早期完成、国道105号(幸屋渡~鳥坂間)の整備促進、県道河辺阿仁線の延伸について要望しました。
このうち、小阿仁川堤防改修工事の早期完成について、北秋田地域振興局からは「杉山田工区の事業の必要性は認識しているが、現在事業を進めている三木田工区も事業途中でありますので、当面は三木田工区の早期完成を目指したい」と説明。また、滝ノ沢バイパス・鷹巣西道路・鷹巣川井堂川線杉山田工区の早期完成については「いずれも事業着手しているので、早期完成に向けて事業を進めていく」などと回答しました。
最後に水澤北秋田振興局長が「北秋田市は、移住定住をはじめ様々な事業を展開して活発に動いていると感じた。この地域において市の事業、県の事業を進めるにあたり、お互いが理解しながら相乗効果がでるよう連携して進めていきたい。北秋田地域振興局としても北秋田市からの要望については、できることは積極的に取り組んでいく。これからも、ご理解とご協力をお願いします」などとあいさつしました。