2015年10月09日
コンテンツ番号7009
地域の安全安心のため気持ちを新たに
全国地域安全運動出動式が、10月9日(金)に鷹巣体育館で行われ、参加者は地域の安心安全を守る防犯活動への気持ちを新たにしました。
この運動は、地域安全に資する関係機関・団体及び警察が、地域安全活動をさらに強化するとともに、相互間の連携を図り、安心して暮らせる地域社会の実現を目的に全国的に行われており、 この日の出動式には、北秋田市と上小阿仁村から北秋田市防犯協会、北秋田地区防犯指導隊連合会、鷹巣地区及び森吉地区の少年保護育成委員などの関係機関から約60人が参加しました。
始めに秋田県防犯功労者として、小塚洋二さん、櫻田日出雄さん、伊藤範行さんの3人が表彰され、出席した小塚さんと櫻田さんに古屋義和・北秋田警察署長から表彰状が伝達されました。
続いて、1日警察署長として秋田北鷹高校スキー部の佐藤葵さん、藤田菜々瀬さん、土濃塚世奈さん、田山優月さんの4人に委嘱書が交付され、4人を代表して佐藤さんが「今日は振り込め詐欺や各種犯罪防止など、地域安全運動に貢献できるよう、いつも応援してくれる地域の方々に感謝の気持ちを込めて1日警察署長を務めたい」などとあいさつ。また、愛犬サークル「ドッグラバーズ」に所属する犬4頭には「犯罪被害にあワン隊」の委嘱状が交付されました。
このあと、古屋署長が「県内の犯罪件数は、13年連続で減少しているが強盗や殺人などの凶悪犯罪は跡を絶たない。また、特殊詐欺被害も昨年は県内でも3億円を超え、過去最悪を更新しており、管内でも特殊詐欺の被害が発生している。北秋田警察署では、この期間中に特殊詐欺被害防止対策と最近、増加傾向にある無施錠自転車の盗難被害防止に重点を置き、防犯キャンペーンや防犯研修会、ロックパトロールなどの防犯活動を関係団体と連携して行っていく。日本一安全で安心なまちづくり実現のため、防犯活動への協力をお願いしたい」などとあいさつ。
また、来賓の津谷市長は「日頃より皆さんには、防犯パトロールや児童・生徒の登下校時の見守り、声かけ活動などを通じ、地域の安全安心のためにご尽力いただいていることに、心から敬意と感謝を申し上げる。全国的に秋田県の犯罪発生率は低いものの、高齢者を狙った特殊詐欺被害が発生し、10月から始まったマイナンバーの制度を使った詐欺も出てきており、複雑かつ巧妙化した手口の詐欺をどのようにして防ぐかが課題となっている。当市としても北秋田警察署と連携し、一人暮らしの高齢者を対象とした通話録音装置の貸出しの準備を進めているほか、広報紙などを活用した啓発活動、消費生活相談窓口の設置など、被害防止の環境整備を進めている。安全で安心なまちづくりを推進のため、今後とも皆さんのご尽力をお願いしたい」などとあいさつを述べました。
最後に、鷹巣中央保育園の園児たちが元気いっぱいの「よさこい踊り」を披露し、踊りのあと「みんなの北秋田市を守ってください」と参加者を激励。参加者はそれぞれパトロール車両に乗り込み、園児が手を振るなか鷹巣体育館を出発し、各地区に分かれパトロールを実施しました。この運動は10月11日から20日までの10日間実施されます。