2012年11月07日
コンテンツ番号2423
ツキノワグマの搬入作業始まる
(2012.11.7)
八幡平クマ牧場に残されているツキノワグマの移送作業が11月7日(水)始まり、3頭が阿仁熊牧場に移されました。
八幡平クマ牧場では、今年4月に従業員2人が逃げ出したクマに襲われ死亡する事件が発生し廃業。現在は、残されたツキノワグマ6頭とヒグマ21頭を県が飼養しています。
北秋田市は、県や関係機関と連携しながら一定の支援を受け、課題がクリアされれば全頭の受入れも可能になると表明しています。
阿仁熊牧場には、現在、ツキノワグマの成獣68頭、幼獣7頭、ヒグマの成獣1頭の計76頭が飼育されています。今年度は、施設の改修等を必要としないツキノワグマ6頭を受け入れることにしており、11月7日には、雄の成獣3頭を2つのオリに入れ、2台のトラックで八幡平クマ牧場から120キロの道のりを約3時間かけて移送しました。
阿仁熊牧場では、移動オリに入れた状態で麻酔をかけ、屋内の飼育用クマ舎に運びました。その後、体長や体重を測定し健康状態をチェック。個体識別を目的としたマイクロチップの挿入や耳標を装着し阿仁熊牧場への仲間入りをしました。8日には雌の成獣1頭と幼獣2頭が移送される予定です。
ヒグマについては、既存施設での受け入れは困難なため、今後、県と市で改修計画を協議することとなっています。