2008年10月29日
コンテンツ番号2559
郷土が生んだ作曲家の業績を偲びながら
(2008.10.29)
作曲家・成田為三の命日である10月29日、米内沢の龍淵寺で追善墓前演奏会が行われました。
この会は成田為三の命日に際し毎年行われているもので、関係者及び地区の合唱団員など約40人が参加しました。
法要が行われた後、主催者である佐々木邦夫浜辺の歌音楽館長が「様々な行事があるが、このような会は珍しいのではないだろうか。成田先生のおかげで多くの人が音楽館に訪れている。先生への恩返しのためにもこの会をぜひ続けていかなければと思う」とあいさつ。
また、同名誉館長である後藤惣一郎氏は、去る10月18日に20周年を迎えた浜辺の歌音楽館の建設当時のエピソードに触れながら「成田先生を「素晴らしい童謡を作曲した人」と捉えるだけでは物足りない。先生には日本のオーケストレーションの先駆けという偉大な業績があることを、地域の人達をはじめ多くの方々に知っていただきたい」と語りました。
あいにくの雨のため恒例の追善演奏は本堂で行われましたが、墓前の成田為三に届けとばかりに「雨」「かなりや」「浜辺の歌」が響きました。