2007年09月30日
コンテンツ番号9011
クライミング競技秋田県チーム3種目
(2007.9.30)
第62回国民体育大会(秋田わか杉国体)山岳競技クライミング競技の予選が森吉総合スポーツ公園の特設競技場で開かれ、第1日目は少年男女、成年女子の3種目が実施されましたが、秋田県チームはベストを尽くしたものの、3種目とも決勝に進むことはできませんでした。
山岳競技は、成年男女・少年男女ともに、県別に3人が1チームとなる団体競技。3人のうち2人が縦走とクライミングに、うち1人が両方に出場します。
クライミング競技は、各チーム2人が同時に約15mの人口の壁を「ホールド」という手がかり、足がかりを利用してよじ登り、限られた時間内(予選6分、決勝7分)で到達した高度で競います。競技中は、ザイル(命綱)で選手を確保しているため落下しても安全ですが、観客は「落ちる、落ちる、」とハラハラ・ドキドキ。どのルートを登るかの判断力が勝敗のカギとなるスリリングな競技です。
わか杉国体では、少年男子が16チーム、少年女子が15チーム、成年女子には15チームがエントリー。このうち秋田県チームの少年女子には本市から畠山菜都美さん(鷹巣高校2年=綴子)が、成年女子には合川中時代、全国都道府県対抗駅伝にも出場した陸上の長距離が専門の吉田麻衣子さん(花輪高校-東農大出)が出場しました。
午前10時に始まった少年女子では、本県チームは畠山さんと大曲高校の大石瑶子さんの2人が3番目に登場、施設が少なく練習環境が乏しいこともあり、「クライミングは始めたばかり」の畠山さんは苦戦、ポイントを稼げず予選通過順位の8位以内に入ることができませんでした。
また午後2時40分に始まった成年女子には、吉田麻衣子さんがクライミングが専門の日沼秋乃さん(聖霊高―郡山女子大3年)と組んで出場しましたが、残念ながら予選落ちしました。
観覧席となったスポーツ公園内の大テントには200人ほどの観客が集まりました。この競技では、競技中、ポップミュージックなどをかけながら、進行役がDJ(ディスクジョッキー)風に試合の流れや選手紹介をするのが特徴。成年女子の神奈川県チームが出場したときには、同県出身のサザンオールスターズのヒット曲が流れるなど独特のムードに会場が包まれ、観客も楽しみながら観戦していました。
明日10月1日に行われる縦走競技では、少年女子には鷹巣高校の畠山菜都美さんと吉田里美さん(3年)が、成年女子には吉田さんが、花輪高校時代全国高校駅伝に一緒に出場した加賀谷絵里さん(花輪高―ダイハツ)とともに出場します。女子の4人はいずれも陸上長距離が専門。縦走に重点を置き何度もコースを試走してきました。秋田県チームは、これまでの練習の成果と地の利を生かし、優勝を狙います。