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第3回北秋田市議会6月定例会一般質問(3日目)
〜行財政運営など各種分野について、8氏が一般質問〜
一般質問3日目となった市議会(市本会議場:北秋田市交流センター)

 一般質問3日目となる第3回北秋田市議会6月定例会の本会議が6月16日(木)、北秋田市交流センターで引き続き開かれ、8議員が質問を行いました。

 この日の質問も、行財政運営、福祉・保健・医療、観光、学校建設、交通政策、多岐にわたり、統合病院や秋田内陸線、大型店問題等については、1日目、2日目に引き続き、同様の質問が出されました。

 また、観光についてはユニークな提言の質問もあり、「熊料理を観光の目玉にできないか」、「森吉山ダムが完成したら、ダム湖に昔の帆柱舟を浮かべられないか」などの提案については、岸部市長も、本市の観光振興対策としてぜひ検討を加えたい、と答弁していました。

 なお、一般質問終了後、第51号議案として「北秋田市高齢者安心条例を廃止する条例の制定について」が追加提案され、常任委員会に付託されました。

 各議員の質問と、市長の答弁の要旨は次のとおりです。(<>は教育長、部長)

質問者
質問事項
原田醇一氏
(旧鷹巣町)
1.行財政運営と改革推進について
@職員定員の適正化はいつ頃か
【答弁】
 職員数の問題については、その人数、給与・手当、臨時職員の任用期間などの問題抱えているが、類似団体等の数値などを参考に適正化へ向けた取組みをしたい。
1.行財政運営と改革推進について
A給与及び手当は適正か
【答弁】
 現在、旧町の状態となっていてその是正ができていない状態であるが、今後、職員団体等の関係機関との協議も含めて格差の是正に取り組んで行きたい。
1.行財政運営と改革推進について
B公共施設の管理について見直しの結果は
【答弁】
 現在、行政財産、普通財産を合わせた479の施設を有しているが、遊休施設が9つ、一部使用のものが3つとなっている。これらは一つひとつ検討を行い、場合によっては民間への払い下げ等も考慮しなければならないと考えている。「大太鼓の館」は指定管理者制度による委託を始めたが、健全な運営がなされていると認識している。この制度による施設管理を進めたいと考えている。
2.福祉行政について
@介護予防の推進について
(1)地域支援拠点等の整備計画は
【答弁】
  介護保険制度の改革の中に「地域包括支援センターの創設」があるが、来年度から施設設置を進めたい。
2.福祉行政について
@介護予防の推進について
(2)いきいきヘルス体操などの普及は
【答弁】
  本市においても、様々な体育面の指導者が多く先進的な取組をしているものもある。 今までのものと組み合わせるような形でこの体操の導入も考えてみたい。市民プールも このようなものに有効に活用されることと期待している。
2.福祉行政について
@介護予防の推進について
(3)シルバーリハビリ指導士の養成は
【答弁】
  指導者の養成は重要だ。これまでの事業等との関係も考え合わせて検討してみたい。
2.福祉行政について
A福祉公社内のケアタウンは保険内で運営できないものか
【答弁】
 介護保険での運営が望ましいわけであるが、現在のケアタウンは、他の同種の施設と比較しても施設自体が運営費がかかり増しとなる構造となっている。今後、見直しの検討を加えることとなるが、平成20年度以降は経営が黒字となるようにしたいと考えている。
3.観光振興について
@市の観光構想の進捗状況は
【答弁】
 市には4地域それぞれの特徴をいかした観光素材があるので、これらが有効に展開されるような構想を関係機関と協議をしてまいりたい。通年の就航となった空港の大阪便 も観光の推進に大きな期待が持てるものと思う。
3.観光振興について
A観光マップの作成はいつ頃か
【答弁】
  現在、総合観光パンフレットを作成するべくその準備をすすめている。
吉田仁吉郎氏
(旧阿仁町)
1.市長の政治姿勢について
@対話行政をどうすすめるか
(イ)移動市民室は「旧阿仁町では出前行政を開いていたが、市で開催できないか」
【答弁】
  阿仁支所が行った「自治会長会議」に出向きいろいろと意見を伺ってきたが、大変良かったと思っている。今後このような形での市民との対話を増やしていきたい。
1.市長の政治姿勢について
@対話行政をどうすすめるか
(ロ)パブリックコメントの活用やタウンミーティング等は 「IT情報に対応した活用方法を」「街角集会の開催を検討すべきでないか」
【答弁】
  市民、議会、行政の三位一体のまちづくりが最も重要と考えている。いろいろな手段が考えられるが、その対象を特定層だけではなしに、市民全体の声を吸い上げることが できるよう工夫をしていきたい 。
  また、 インターネットを活用した「ネットモニター」なども有効と思うが、もっとIT環境を整備しなければより多くの市民が参画できないと思う。今後さらに検討を加えたい。 市としては、行政協力委員を活用して地域の声を伺う制度もあるので、広聴として生かされるものと思っている。
2.職員の意識改革について
@職員の研修は「職員に研修機会の場を」
【答弁】
  確実な行政運営は職員の能力、資質にかかっている。そのための研修は重要で、今後もその機会を多く持てるようにしたい。
2.職員の意識改革について
AISOの導入は「首長、職員の共同作業で行政運営を(ISO導入:大館市、二ツ井町)」
【答弁】
  地方自治体のISO14001の審査登録状況は491件。環境保護の重要性は言うまでもないが、審査取得に係る経費も結構かかるものとなっているので、今すぐ取得というわけにはいかないと思っている。他の自治体の動向等も見て対処したい
2.職員の意識改革について
Bウイークリー講座は「市長の情報を公開することで職員の資質(レベル)向上に繋がるので講座を開設しては」
【答弁】
 市長を全職員との対話、コミュニケーションを深めることは重要だ。市役所の各部署ごと、支所ごとに私が出向き、進めたいと考えている。
3.入札制度について
@予定価格と最低制限価格の公開は
【答弁】
 予定価格の事前公表については「一長一短」があるので、再度検討してみる必要がある。最低制限価格の設置は現在のところは必要ないと考えておるが、今後、他の様子を見ながら検討したい。
千葉文吉氏
(旧鷹巣町)
1.市政の具体的な特色と目標について
@具体的にどのような特色のある市にしようと考えておられるのか
【答弁】
  市の「特色」「イメージ」としては「自然とひとの調和」である。
1.市政の具体的な特色と目標について
Aそのために当面の目標は何か
【答弁】
  18年度中の市の基本構想を策定をめざしているが、そのための市民で構成される「審議会」が必要だ。この審議会と議会の助言をいただいて策定したい。
2.市政の具体的な運営について
@所信表明にある行政サービスの低下を招くことなくとは、どのような運営を考えているのか
【答弁】
 当面はいままで行ってきた(旧4町の)施策を続けることで、サービスの低下を招くことにはならないと考えている。
2.市政の具体的な運営について
B仮称「過疎対策検討委員会」の設置について
【答弁】
 過疎地域対策として国で実施しようとしている都市と農村の交流を基調とする「農村への定住事業」などは有意義と思う。定年後の農村生活を望む人々からの問い合わせもある。人々が住み続けられるような地域づくりのための対策は重要なので今後検討したい。
3.北秋田市民病院について
@子供からお年寄りまで均衡のとれた福祉政策とは具体的にどのような施策を考えておられるのか
【答弁】
  均衡ある公平な施策ということなので、例えば、高齢者層への対策のほかに子供の教育の充実に向けた施策なども重要視するという考え方である。
3.北秋田市民病院について
A将来世代に負担を残さない行財政との関係はどうか
【答弁】
  新病院の「公設民営」こそが負担を残さないというのが私の基本的な考え方だ。現在の県内の厚生連の病院経営はその多くが黒字経営となっている模様だ。こうしたことから、厚生連の経営には期待が持てるものと思っている。
4.内陸線の利活用について
@利活用を多くするために具体的にどのような施策を考えているか
【答弁】
  経営改善計画に沿った対策(事業)と考えている。
4.内陸線の利活用について
A通学生に無料定期券や自転車の乗車を可能にできないか
【答弁】
  無料定期券の発行は小中学生を対象として行っているが、高校生については現在実施していない。これ以上の財政負担は難しいと思う。自転車の積み込み乗車は実用に向けた調整を行ってまいりたい。
5.大館能代空港の利活用について
@計画とその見通しについて
【答弁】
 空港の利活用については、「東京便3便」「大阪便の通年運行」「札幌便の運行再開」を目標とする活動を推しすすめることが大切だ。
5.大館能代空港の利活用について
A開港時の目標はどのように検討され現在はどのようになっているか
【答弁】
 当初計画した空港利用促進事業の中でも、空港貨物の取扱い量の野菜関係が伸びてきている。フライト農業が実績をあげ、空港貨物全体の取扱量は平成16年1月から12月までの1年間で3万9千4百キログラムとなっている。
中村信一氏
(旧阿仁町)
1.防災対策について
@河川堤防の点検と二重堤防構想について
(1)水害から田畑を守るため河川堤防の再点検
【答弁】
  堤防は自然災害の脅威から身を守るためにも重要である。先般、水防訓練も実施されたが、その点検はしっかりとやらなければならないものと思っている
1.防災対策について
@河川堤防の点検と二重堤防構想について
(2)鷹巣市街地を守るため二重堤防構想について
【答弁】
  二重堤防構想がその堤防の一部分に「二重対応」すると言うことであれば可能と思われるので、関係機関に相談してみたい。
1.防災対策について
A地震発生時災害情報システムについて
(1)本・支所間の被害状況の伝達はどのような方法か
【答弁】
 ひとつのシステムでの「直通」という状態にはなっていない。
1.防災対策について
A地震発生時災害情報システムについて (2)市民への情報伝達方法は
【答弁】
  今後については、防災無線施設の統一化を目指した整備を考えている。また市民への情報伝達として、旧3町の防災無線と(鷹巣地域の)広報車で対応したい。
2.福祉政策について
@福祉出前サービスについて
(1)高齢者・身体不自由者に対する福祉出前サービス
【答弁】
  国の制度による介護の在宅、居宅のサービスも増えてきているの状況であるので、早急にその実態を把握しながら、提案の出向いていけるような体制づくりを考えてみたい。
松尾秀一氏
(旧鷹巣町)
1.補助金を公募制に
@公募制補助金制度について
【答弁】
  現在の補助金は約5億5千万円ほどとなっている。もちろんこのことについては、従来どおりの対応ではなしに見直しを進めたい。団体に対する補助金が有効か、平等かという観点からしても公募の制度については検討をしてまいりたい。
2.行き止り道路について
@固定資産税を非課税、又は減免により0に
【答弁】
 「私道」が「市道」になると非課税となり、改良も必要という課題が発生するが、「私道」への非課税については検討してまいりたい。
2.行き止り道路について
A苦情要望等によく説明を
【答弁】
  納得できるよう説明をしていきたい。
3.観光について
@内陸線何本かに一本でも蒸気機関車を
【答弁】
  実現のためには相当なカネがかかると思うが、SL車両の製造に関係する企業等に相談してみるなどの検討をしてみたい。
3.観光について
A熊料理等目玉に
【答弁】
  現在は、「駆除対象」となった熊が料理されているものであるが、(制限の対象外となる)「家畜扱い」の熊もあってもいいと思っているが、いずれ、関係の保護団体等の意見も聴いて検討したいと思う。現段階では、料理に工夫を加えるなどの対応をして、需用に応えていけたらいいと思っている。
秋元修一氏
(旧森吉町)
1.教育施設の重要性について
@阿仁部県立高校の存続について「中高一貫教育の方針」(米内沢高校と合川高校を統合し、上小阿仁を含めた阿仁部4中学校との中一貫高を考えられないか)
【答弁】
<三澤教育長>
  県立高校の統合整備計画については、県教委で進められており、市教委としては、意見を求められることはあっても是非を論ずる立場にない。また、中高一貫校は、生徒の進路のこともあり、地域との話し合いが必要。また、県立高校と市立高校の統合は大きな壁がある。
1.教育施設の重要性について
A前田小学校・前田保育所改築一体型計画について
(1)県教育庁の説明と実現の見通し」
【答弁】
<三澤教育長>
  前田小の建設計画は、県との協議を終え、計画書も提出済み。現在の校舎は危険校舎であり、本市の予算が通れば実現はほぼ大丈夫だろうとの感触。
2.観光振興について
@県道森吉〜比内線の課題
【答弁】
<花田建設部長>
  同路線は、福館阿仁前田線と合わせ、「くまげらエコーライン」との愛称で、整備が進めれてきた。現在は崩落部分もあり通行止めになっているが、同盟会のメンバーである比内町、大館市等とも協議しながら進めたい。
2.観光振興について
A森吉山ダムに夢のある昔の帆柱舟を浮かべる(阿仁川、米代川の物資の運搬)
【答弁】
  ダムの周辺整備については、平成14年度に旧森吉町として「森吉山ダム湖周辺整備計画基本構想」を策定し、計画を練ってきた。その中では、ボートやカヌーの係留施設も計画されており、帆柱舟も不可能ではないと思っている。
中嶋力蔵氏
(旧鷹巣町)
1.若者の雇用拡大について
@大型店の誘致に対する進行状況はどうなっているか
【答弁】
  あけぼの町の大型店については、(進出予定の)いとくは既に計画書を策定済みだが、ジャスコはまだ。両者の計画書がそろわないと、農振解除ができない。しかし、この議会終了後にも、提出されると聞いている。
1.若者の雇用拡大について
A旧鷹巣地区以外に対する雇用の場を考えているか
【答弁】
  森吉地区には「フリーデン」、合川地区には「クラウン精機」の倉庫の創業が予定されている。雇用人員はそれぞれ20〜30人、40〜70人。また、東京に本社のある企業の誘致に向けて話が進んでいる。実現すれば、1万坪程度の立地になる。
2.秋田内陸線の存続はいかに
@回数券の有効期間の延長を考えられないかA沿線ぞいの方々に回数券を買って利用してもらうようにしてはB赤字の補填を県で中止したらどうするのか
【答弁】
  回数券は、内陸線の売店などで買い物もできる「商品券」として利用できる。現在は阿仁支所の職員にも購入してもらっているが、議員の皆さんも利用してほしい。赤字の補填は、県と沿線周辺町村で負担してきた。基金を取り崩す手段もあるが、なくなると終わりなので、手をつけるべきではない。県が負担できなくなったら、市町村だけでは無理なので、乗車率を上げるしかないだろう。パンフは会社で作成したもの。時刻表の掲載等についても、会社に相談したい。
 
3.計画中の統合病院について
@市長がこれまで説明されている予定地は大丈夫か(もっと高台的な土地・場所・地形を考えては)
【答弁】
  現在、建設を検討している場所は、協議会で決めた「3町の交わる地点」である北欧の杜公園入り口南側角地。ボーリングなどの調査も行っているが、地質的に問題はないようだ。提案いただいた場所(米内沢小学校大沢分校跡地)はわからないが、現在の予定地も確定したものではないので、多角的に検討したい。
山田賢三氏
(旧阿仁町)
1.地域医療支援病院の建設と既存の公立病院など地域医療について
@統合病院の建設が地域医療にとってなぜ必要であるのか市民にもっと理解させるべきではないか
【答弁】
  現在、基本構想を策定中。構想が出来次第、住民等への説明の機会を持ちたい。
1.地域医療支援病院の建設と既存の公立病院など地域医療について
A統合病院運営の受皿と予定している厚生連との協議がどのように進展しているのか
【答弁】
  文書を取り交わすなどの突き詰めた話し合いはしていないが、さまざまな機会を捉えて申し出はしている。
1.地域医療支援病院の建設と既存の公立病院など地域医療について
B北秋中央病院の今後の運営について不安を感じている市民もいるので病院から直接説明させるべきではないか
【答弁】
  病院として説明ができるのは地域医療について。運営について説明ができるのは経営母体である厚生連となるだろう。
1.地域医療支援病院の建設と既存の公立病院など地域医療について
C市立阿仁病院・公立米内沢病院などが今後どのように運営するか市民に周知させるべきではないか
【答弁】
  かつて米内沢病院は外来でも入院でもさまざまな機能を果たしていた。しかし、高度医療が求められている現在では、どの機能も中途半端になっている。一次・ニ次医療を一緒にすると非効率であり、赤字が増えていく。統合病院の建設はこの考え方によるもの。阿仁病院については、統合病院のできる平成21年までは現在のままで行く、としていたが、現状ははるかに悪く、経営を改善するためにはできるだけ早く診療所に移行し、改善すべきと自分は考えている。この意見を、皆さんや、住民の皆さんに知ってもらい、協議を進めたい。
2.森吉山「阿仁・森吉」スキー場の存続対策について
@潟Rクドから森吉山両スキー場の存廃問題について市当局になんらかの連絡があるかA森吉山スキー場の存廃についての新聞報道について市当局は厳しく受け止めているかB森吉山スキー場を存続させるために、どのような対策を考えているかC存続の対策について市議会と協議して進める考えはあるのかD森吉山スキー場は将来に明るい展望があることを新経営陣に強調すべきでないかと思うが、どのような対応策を考えているのかE森吉山スキー場の存続については新市の重要課題として取上げていただきたいが市民の決意について
【答弁】
   去る5月31日に県と関係市町村の代表と一緒にコクド本社を訪問し、大野社長に面会、存続の要望書を提出した。近々経営陣も変わるようなので、再度訪問し、強く要望したいと考えている。コクド側からは、スキー場運営に市として何らかの支援でできないものか打診もされた。特に、固定資産税や国有林の借地料などについてだった。旧阿仁・森吉両町の議員の皆さんも、これまでの折衝等の中で、会社には信頼があると思う。次に訪問するときなどは、ぜひ一緒に出向き、要望してほしい。
 

 

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