2025年11月25日
コンテンツ番号19670
地元が誇る綴子大太鼓の継承などに尽力
(2025年11月25日)
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秋田県民俗芸能功労者表彰受賞報告が11月25日(火曜日)に市役所本庁舎で行われ、綴子下町大太鼓保存会会長の藤島勝政さん(75歳・綴子下町)と副会長の堀井義信さん(66歳・綴子下町)が津谷市長に受賞を報告しました。
この表彰は、秋田県における民俗芸能の保存・伝承に功績があった人を表彰するもので、今年度は県内で6名が受賞しています。
藤島さんは、13歳から父親の指導のもと笛の稽古を始め、18歳で笛の奏者として保存会に入会し、すべての演目を知る笛の奏者として保存会の活動を支えました。また、早い段階から録音による指導を開始し、笛の奏者を大幅に増やすことにも尽力されました。会長就任後は、新人が加入しやすい環境整備や、地元が誇る綴子の大太鼓の周知に積極的に取り組むなど、伝統芸能の振興に大きく貢献しています。
藤島さんは「こうして立派な賞をいただくことができ、保存会の仲間である堀井さんと一緒に報告に来られて嬉しく思う。ちょうど私が中学生の時に、父親が家で吹く笛を見よう見まねで練習したことがきっかけ。私の生まれた側に『綴子大太鼓』という伝統行事があったから、仲間もでき、ふるさとのために頑張ってこられた。年々後継者が少なくなってきているが、これだけのものがあるのだから次の人に残していくことが責任だと感じている」などと受賞報告をしました。
報告を受け津谷市長は「本日は誠におめでとうございました。綴子大太鼓は大名行列から獅子踊りから、全てにストーリー性があって、それで1つの文化になっているが、太鼓の音だけでなく笛が合わさることで厚みが増すと思う。いつまでも元気で、これからも伝統ある行事を継承していってほしい」などとお祝いの言葉を述べました。
