2025年11月13日
コンテンツ番号19634
人口減少を考慮した将来のまちづくりについて考える
(2025年11月13日)
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人口減少・高齢社会においても、持続的で魅力あるコンパクトなまちづくりを進めるため、自治体職員やまちづくりに関わる一般の方々を対象に「コンパクトなまちづくり講習会」(秋田県主催)が11月13日(木曜日)に市民ふれあいプラザで開催されました。
はじめに、主催者を代表し、秋田県建設部都市計画課の備前亨課長が「本日はお忙しい中多くの皆さまにご参加いただき誠にありがとうございます。この講習会は平成28年度から毎年開催しており今年で10回目となる。秋田県は全国に先駆けて急速な人口減少や高齢化が進行しており、県内の市町村においては、地域の活力の維持、医療・福祉・商業など生活機能の確保、公共交通の再現、厳しい財政事情への対応など、地方都市が抱える深刻な課題に直面している。また、近年では全国各地で自然災害が頻発化、激甚化しており、今年も北秋田市をはじめとする各地で4年連続の豪雨災害があったことからも『災害に強いまちづくり』が重要であると再認識した。本日の講習会が皆さまにとって実り多きものとなることを祈念申し上げる」などとあいさつしました。
つづいて、河田副市長が「本講習会が多くの皆さまの参加のもとここ北秋田市を開催地として開催できますこと大変嬉しく思う。全国的に人口減少や少子高齢化が進む中、また自然災害の頻発化、激甚化が懸念される中、各自治体では都市機能をいかに維持していくかが大きな課題となっている。本市は本年、市制20周年を迎えたがこの20年で人口は約3割減少しており、このままの傾向が続けば、生活関連サービスや公共交通の縮小・撤退、さらには税収減少による行政サービスの低下などが起こりかねず、まちが維持できない事態が危惧されている。こうした課題の解決に向け、当市では都市計画マスタープランの見直しに着手するとともに、コンパクトなまちづくりのための立地適正化計画の策定などを進めているところである。本日はお三方からご講演や事例発表をいただけるということで、本市にとって大変貴重な機会となる」とあいさつを述べました。
講習会では「都市機能の集約と地域連携による持続可能なまちづくり」をテーマに、課題解決の手段の一つとなる「立地適正化計画」に関する講演や、青森県むつ市の事例紹介、また、官民の多様な分野で活用が見込まれている「3D都市モデル」に関する大館市での作成・活用事例について紹介され、参加者らは熱心に耳を傾け、将来のまちづくりについて考える良い機会となっていました。
講演内容
1.「立地適正化計画による防災と振興を目指したまちづくり」
(国土交通省東北地方整備局建政部都市・住宅整備課 勝長周悟氏)
2.「むつ市のコンパクトシティ推進事業と下北半島都市圏広域的な立地適正化の方針」
(青森県むつ市まちづくり推進部都市計画課 佐々木健寿氏)
3.「大館市3D都市モデル浸水シミュレーションの作成・活用について」
(大館市総務部危機管理課 松田暁仁氏)
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あいさつをする備前課長 -
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あいさつをする河田副市長 -
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講演をする勝長氏 -
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青森県むつ市の事例紹介 -
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大館市の活用事例 -
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講習会の様子
