2025年10月31日
コンテンツ番号19596
「誰か」のことじゃない。自分事で人権を考え、理解を深める
(2025年10月31日)
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令和7年度「こども人権デーの集いin阿仁学園」が10月31日(金曜日)に義務教育学校阿仁学園体育館で開催され、人権標語・作文の表彰や発表などが行われ、人権への理解を深めました。
「こども人権デーの集い」は、市と大館人権擁護委員協議会北秋田部会で組織するこども人権デーの集いin阿仁学園実行委員会が主催するもので、同協議会が募集した小学生人権標語コンテストと中学生人権作文コンテストの優秀作品表彰や発表など、人権擁護啓発活動の一環として開催しています。
はじめに、主催者を代表して河田副市長が「人権とは、一人ひとりがかけがえのない存在として尊重され、安心して自分らしく生きる権利のことであり、年齢や性別、国籍、障がいの有無にかかわらず、すべて人に平等に与えられている。優秀作品の表彰と発表が行われ、自分の言葉で思いを伝えることは勇気のいることですが、その声は必ず聞く人の心に届き、人を思いやる気持ちの輪を広げてくれることでしょう。また、第3部では『感想交流』が行われる。お互いの声に耳を傾け、考えを深め合うことは、人権を尊重し合う社会づくりに欠かせない。私たち大人も、子どもたちが安心して過ごせる地域社会を築くため、学校・家庭・地域が力を合わせ、いじめや差別のない社会の実現に取り組んでいかなければならない。受賞された皆さんに心からお祝いを申し上げるとともに、作品を応募してくれたすべての皆さんに、心からの敬意を表します」などとあいさつしました。
続いて、人権作品の表彰では、中学生人権作文コンテストの優秀作品となった受賞者5人(うち1人欠席)に、河田副市長から表彰状が手渡されました。
優秀作品の発表では、佐藤朱莉さん(鷹巣中学校1年)の「ほんの少しの勇気」、富樫佐彩さん(鷹巣中学校2年)の「いじりといじめの違いって」、関口真尋さん(森吉中学校3年)の「支え合いと助け合い」、田中来羽さん(阿仁学園9年)の「地域とのかかわり=安全」の4人が、それぞれ作文を朗読しました。
また、発表後には阿仁学園の生徒児童による感想交流が行われ、発表した作文の感想や意見を語り合い、人権への理解を深めました。
最後に、北秋田市教育委員会の佐藤昭洋教育長から全体の講評が述べられました。
| 氏名 | 学校名 | 学年 | 応募作品(標語) |
|---|---|---|---|
|
佐藤朱莉 |
鷹巣中学校 | 1年 |
ほんの少しの勇気 |
|
富樫佐彩 |
鷹巣中学校 | 2年 |
いじりといじめの違いって |
|
本城真篤 |
鷹巣中学校 | 2年 |
野球部での経験から考えた人権 |
|
関口真尋 |
森吉中学校 | 3年 |
支え合いと助け合い |
| 田中来羽 | 阿仁学園 | 9年 |
地域とのかかわり=安全 |
| 氏名 | 学校名 | 学年 | 応募作品(標語) |
|---|---|---|---|
|
長岐大仁 |
鷹巣小学校 | 5年 |
無視しない みんなの笑顔 守るため |
|
松井佳奈美 |
鷹巣小学校 | 5年 |
本当かな SNSの 人の声 |
|
小野泰陽 |
鷹巣小学校 | 6年 | やめようよ 無視やかげ口 かなしいな |
|
小笠原粋那 |
鷹巣東小学校 | 6年 |
その言葉 みんなに 胸を張れますか? |
|
近藤杏音 |
合川小学校 | 6年 |
心のパズル 全部そろうと 一つのハート |
|
髙杉汰良 |
米内沢小学校 | 6年 |
イライラを ぶつけるまえに しんこきゅう |
|
柏木瑛太 |
米内沢小学校 | 6年 |
だいじょうぶ そっと声かけ 話聞く |
|
小松晏士 |
阿仁学園 | 5年 |
心や目 きっと誰かを 支えてる。 |
|
森本楓奈子 |
阿仁学園 | 6年 |
心音(こころね)を 聞きのがさずに 伝えよう |
| 杉渕太陽 | 上小阿仁小中学校 | 6年 | 気付かずに 言葉のナイフ 使ってない? |
