2025年10月10日
コンテンツ番号19469
安全で住みよい地域社会に
(2025年10月10日)
全国地域安全運動出動式が10月10日(金曜日)に北秋田警察署前で行われ、北秋田市のほか上小阿仁村、北秋田市防犯協会、上小阿仁村防犯協会、北秋田市防犯指導隊連合会、上小阿仁村防犯指導隊、北秋田地区金融機関防犯協会、鷹巣地区少年保護育成委員会、森吉地区少年保護育成委員会、北秋田市老人クラブ連合会鷹巣支部、北秋田市消防本部、北秋田市社会福祉協議会、鷹巣郵便局、綴子保育園年長園児などの関係者が参加して行われました。
この安全運動は、地域の安全に資する関係機関、団体および警察が、地域安全活動をさらに強化するとともに、相互間の連携を図り、安心して暮らせる地域社会の実現を目指して行われています。
はじめに、主催者である北秋田警察署の茂木浩幸署長が「本日は全国地域安全運動の出動式にご参加いただき誠にありがとうございます。関係団体の皆さま方には、防犯活動や警察業務各般につきまして日頃よりご協力をいただき、心より厚く御礼を申し上げる。本年9月末における北秋田警察署管内の治安情勢は、刑法犯認知件数は前年同期より15件減の39件で、その内特殊詐欺等の被害は、前年同期より2件減の5件であったが、被害金額は大幅に増加している。また、交通事故情勢では残念ながら、本年2月に市内で70代の女性が亡くなる交通事故が発生し、尊い命が失われました。今年の全国の活動重点は『特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害防止』『子どもと女性の犯罪被害防止』、秋田県の活動重点は『住宅対象侵入窃盗の被害防止』である。近年、県内でも恋愛感情のもつれに起因した殺人事件や、児童が被害となる児童虐待などの事件が発生する一方、架空料金請求やSNSを利用した詐欺が急増している。これらの犯罪や事故の被害を防止するため、諸活動を関係機関の皆さまと連携し、展開して参りたいと考えている。本日ご参会の皆さま方のご健勝と、当署管内における安全と安心の実現、さらには事件事故の絶無を心よりご祈念申し上げる」などとあいさつしました。
続いて、来賓を代表して津谷市長が「本日の出動式が多くの関係団体の皆さまのご参加のもと、開催されますことを心よりお喜び申し上げる。また、皆さまにおかれましては、日頃から防犯パトロールや児童の登下校時の見守り活動など、地域の安心・安全の確保にご尽力をいただいておりますことに、深く感謝申し上げる。さて、本日の『全国地域安全運動』は、警察をはじめ関係する協力団体や地域の皆さまが連携し、犯罪のない、安全で明るく住みよい地域社会の実現を推進する運動である。県内では刑法犯認知件数が減少傾向にある一方で、特殊詐欺の被害額は昨年を大きく上回っている。SNSを利用した投資詐欺やロマンス詐欺のほか、警察官を名乗って『捜査名目』で現金を振り込ませる手口が全国的に増加しており、北秋田市内でも警察官をかたる不審電話が確認されている。こうした被害を防ぐため、当市では、防災ラジオによる注意喚起や、通話録音装置の貸出、防犯カメラの設置など、防犯意識の拡大や設備の充実強化に努めているが、これで十分ということはない。犯罪を未然に防ぐには、皆さま一人ひとりの地域での防犯活動こそが大きな力になります。今後とも、皆さまや関係機関と力を合わせ、安心で安全なまちづくりを推進してまいります。皆さまのますますのご健勝とご活躍をお祈り申し上げるとともに、引き続きお力添えを賜りますようお願い申し上げる」などとあいさつしました。
また、上小阿仁村長の代理として、惠比原副村長もあいさつを述べ、続いて、一日警察官を務める綴子保育園の園児11人に茂木署長がそれぞれ任命書を交付し、一日警察官に対して防犯活動推進宣言が行われました。
式典終了後には、参加者がそれぞれパトロール車両に乗り込み、一日警察官の号令により参加した園児たちが見送る中で北秋田警察署を出発し、各地区に分かれてパトロールなどを実施したほか、綴子保育園の園児たちは、道の駅たかのすの前で訪れた方々にチラシを配布して防犯キャンペーンを行いました。
この地域安全運動は、10月11日から20日までの10日間、全国一斉に展開されます。
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あいさつをする茂木署長 -
あいさつをする津谷市長 -
あいさつをする惠比原副村長 -
一日警察官任命書交付式 -
防犯活動推進宣言 -
園児たちの号令とともにパトロール車両が出動