2025年09月13日
コンテンツ番号19350
伊勢堂岱遺跡の価値や魅力を多くの人に伝える
(2025年9月13日)
第23回となる北秋田市「縄文まつり」(北秋田市縄文まつり実行委員会)が9月13日(土曜日)に伊勢堂岱縄文館を会場に開催されました。
この「縄文まつり」は、伊勢堂岱遺跡が国の指定史跡に指定されたことを契機に、縄文文化に関心をもってもらうとともに、子どもたちなどにも体験学習の場を提供しようと開催されてきています。
この日は、ガイドと行く遺跡イチ推し巡りのほか、縄文人の生活を体験できる「縄文体験青空教室」などが開かれ、土器土偶づくりや勾玉づくり、カラムシ織り体験のほか、地元の清鷹小学校ブースなども設けられました。
開会セレモニーでは、総合司会となるフリーアナウンサー相場詩織さんの進行により、はじめに伊勢堂岱遺跡イメージソング「心からなる友達よ」を会場全員で斉唱したあと、湊屋啓二実行委員長が「今年度から実行委員長を引き受けさせていただきました湊屋啓二です。今日は生憎の雨模様ではあるが、多くのご来賓の皆さまにお集まりいただき御礼申し上げる。この縄文まつりは今年で23回目を迎え、それぞれのコーナーも充実してきた。たくさんのキッチンカーやクマ鍋の提供もあるので、本日は楽しんでいってください」などとあいさつ。
続いて、津谷市長が「あいにくの空模様ではあるが、北秋田市縄文まつりに皆さまにお集まりいただきありがとうございます。この会を催すにあたり、これまでワーキンググループの皆さま、地元の皆さま、多くの方々のご努力により今年で23回目となった。残念なことに、この伊勢堂岱遺跡の発掘や世界文化遺産登録にあたって長い間ご協力いただいた國學院大學の名誉教授である小林達雄先生が先月亡くなられてしまった。小林先生が提案してくださった、この湯車川に稚魚を放流する『カムバック縄文サーモン』の事業も今も立派に子どもたちが引き継いでくれている。これからも太古の世界、地域を愛するこの気持ちをいつまでも忘れず、この伊勢堂岱遺跡をしっかり保存し、活用して、多くの方に楽しんでいただけるような遺跡になるよう頑張っていきたいと思っている。今年からは湊屋啓二実行委員長のもとに、例年にもましてたくさんの方々がブースを増やしていただいたほか、地元の清鷹小学校のブースや、様々な催しが行われるので、限られた時間ではあるが、雨にも負けず頑張りましょう」などと述べたあと、市議会議長代理の中嶋洋子副議長、北林丈正県議会議員がそれぞれあいさつしました。
伊勢堂岱縄文館前のステージでは、レクダンスサークル、浜辺の歌音楽館少年少女合唱団のコンサートも行われ、縄文衣装をまとった「縄文ダンス」や美しい歌声で会場を盛り上げました。
また、会場では、縄文時代に貴重な食糧源だったともされる縄文料理「クマ鍋(限定100食)」が振る舞われたほか、ガイドツアーに参加された方を対象に抽選で記念グッズがプレゼントされるなど、来場者は縄文人の暮らしを大いに感じ楽しんでいました。
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あいさつする湊屋実行委員長 -
あいさつする津谷市長 -
あいさつする中嶋副議長 -
あいさつする北林県議会議員 -
ジュニアボランティアガイド -
清鷹小学校のブース -
土器土偶づくりに挑戦 -
縄文料理クマ鍋の提供