2025年07月25日
コンテンツ番号19123
「友好の森」で北秋田市と国立市の交流を深める
(2025年7月25日)
マタギの地恵体験学習会(佐藤慶博実行委員長)が7月25日(金曜日)から27日(日曜日)まで、北秋田市内各所で開催されます。この学習会には、北秋田市と国立市の児童交流事業として、北秋田市の児童12人と国立市の児童15人が参加しました。
初日の今日は、市民ふれあいプラザで結団式が行われ、佐藤実行委員長が「ここ北秋田市はマタギ文化という独自の文化があり、この体験学習会では先人の知恵と文化を学んでいただいて、いのちの大切さと感謝の気持ちを持って、これからの皆さんの人生に活かしていただきたい。この3日間、大変暑い日が続きますが、体調を崩すことなく安全に過ごしていただくようスタッフ一同がんばりますので、皆さんも最後まで楽しんでください」などとあいさつを述べ、その後、佐藤教育長のあいさつ、自己紹介などが行われました。
会場を市有林「友好の森」(栄地内)に移し植樹体験が行われました。この植樹体験は、東京都の国立市とは2018年に友好交流都市協定を締結しており、「都市と山村の友好の森事業」で、森林環境譲与税を活用し持続可能な社会の構築に果たす森林・林業の役割や木材利用に対する理解と関心を高める取り組みとして、都市の子どもたちと山村の子どもたちが連携した森づくりを実施することを目的に、その事業の一環として「友好の森」で植樹体験を行っています。
植樹会場では、最初に小松武志産業部長が「今日は、皆さんでスギの苗の植樹体験をしてもらいます。今日植えていただくスギは、だいたい20年から30年かけて空気中にある二酸化炭素をいっぱい吸収してくれます。40年、50年経過すると、皆さんのお家に使われている木になります。今日は暑いですが『二酸化炭素を少しでも減らすぞ!』という気持ちで取り組んでいただきたいと思います。頑張りましょう」などとあいさつしました。
続いて、大館北秋田森林組合の職員から植樹の仕方などの説明を受けた後、参加した児童たちは60本のスギの苗の植樹を行いました。児童たちは協力して丁寧に苗を植えながら森林や林業などに対する理解を深めていました。
マタギの地恵体験学習会のプログラムは次のとおりです。
7月25日(金曜日)
・結団式(市民ふれあいプラザ)
・植樹活動(友好の森)
・マタギ弟子入り体験「ニワトリ解体、きりたんぽ作り・山菜料理」(前田公民館)
・テント設営、温泉入浴体験、マタギ文化学習、夜空観察会など(前田公民館周辺)
7月26日(土曜日)
・四季美湖の学習(森吉山ダム広報館)
・カヌー、SUP体験(四季美湖)
・阿仁合駅、根子地区立ち寄り
・マタギ弟子入り体験「いのちの学習会」(くまくま園)
・マタギ資料館見学、マタギ語り(マタギ資料館)
7月27日(日曜日)
・マタギ弟子入り体験「イワナ釣り、さばき体験」(旧遊遊ガーデン)
・解散式(打当温泉)
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あいさつする佐藤実行委員長 -
あいさつする佐藤教育長 -
結団式の様子 -
あいさつする小松産業部長 -
植樹の様子 -
植樹の様子