2025年07月15日
コンテンツ番号19081
下町は6年ぶりに伝統行事が行われる
(2025年7月15日)
「世界一の大太鼓」で知られる北秋田市の八幡宮綴子神社の例大祭が7月14日(月曜日)に宵宮祭、7月15日(火曜日)に例大祭が行われ、地区内を直径約3.8メートルで約2トンの大太鼓と大名行列が練り歩き、獅子踊りなどの郷土芸能が神社に奉納され、五穀豊穣などを祈願しました。
例大祭は、雨乞いの神事として700年以上前から始まったと伝えられ、伝統郷土芸能として受け継がれています。現在は上町と下町の2地区がそれぞれ徳川方、豊臣方に分かれて1年交代で奉納行事を行っており、今年はコロナ禍明けで6年ぶりに下町が当番を務めました。
この日の例大祭は、取り仕切り役の太夫と「ヤツパレ」といわれる棒術の使い手を先頭に出陣行列が大太鼓の館向いの綴子基幹集落センターを午前11時過ぎに出発し、3張りの大太鼓を打ち鳴らしながら綴子神社まで練り歩きました。
沿道には、市内外から訪れた観光客などが、大太鼓をカメラに収めようと盛んにシャッターを切っていました。
綴子神社に到着すると、境内では地元の人たちや観光客が見守る中、稲作の豊凶を占う「湯立神事」が行われました。
このあと、勇壮な獅子踊りや奴踊りなどの奉納行事が行われ、子どもたちが大人顔負けの演技を見せたほか、軽快な立ち居振る舞いで奴踊りの演目などに観客からは大きな拍手が送られました。