2025年06月30日
コンテンツ番号19009
「外国人材確保支援事業」などについて
(2025年6月30日)
令和7年6月の津谷市長の記者会見が、6月30日(月曜日)に市役所本庁舎で行われました。津谷市長の会見概要は次のとおりです。
- 「外国人材確保支援事業」および「外国人介護人材定着奨励金事業」の実施
- 「青山ファーマーズマーケット」への出展
- 秋田内陸線「田んぼアート」
1.「外国人材確保支援事業」および「外国人介護人材定着奨励金事業」の実施
少子高齢化や人口減少により、幅広い業種で人材の確保が課題となっている中、市では、外国人材の受け入れと定着を支援するため「外国人材確保支援事業」と「外国人介護人材定着奨励金事業」を実施することといたしました。
まず、外国人労働者を受け入れている市内事業所への支援として、2つの助成制度を用意しました。
一つ目は、外国人材の受け入れにあたり、事業者が人材紹介事業者に支払った紹介手数料などの初期費用の一部を補助するもので、1人あたり上限20万円としております。
二つ目は、外国人就労者の住環境整備にかかる費用の補助です。住宅の新築や購入については、整備費用の10分の1を補助し、上限は300万円となります。改修や設置工事を伴う備品の購入については、同様に整備費用の10分の1を補助し、上限は100万円としております。
これらの申請手続きなどの詳細は、市産業政策課(62-5360)までお問い合わせください。
続いて、介護分野における取り組みです。
介護保険事業では人員配置基準が定められており、事業を継続していくには、安定した人材の確保が不可欠です。当市でも令和5年3月から外国人介護人材の受け入れが始まっておりますが、より良い条件を求めて都市部へ転職するケースも見られ、受け入れた人材の定着と定住を促すことが課題となっています。こうした状況を踏まえ、当市では、外国人介護人材の定着支援策として、市内に居住し、市内の介護事業所に勤務する外国人介護職員本人に対し奨励金を交付することといたしました。
この制度では、新たに就労した際に5万円を交付し、1年後に5万円、2年および3年後にはそれぞれ10万円、4年および5年後にはそれぞれ15万円を交付します。さらに、国家資格である「介護福祉士」を取得し、5年後以降も引き続き市内で就労を継続し、施設や事業所において中核的な役割を担っている場合には、追加で20万円を交付することとしています。
手続きに関する詳細は、市高齢福祉課(62-1112)までお問い合わせください。
市では、今年3月に外国人受け入れに関するセミナーを開催し、さまざまな業種の皆様からご意見を伺いながら、必要な支援のあり方を検討してまいりました。
今後も、外国人材に限らず、地域全体の人材確保と定着に向けた施策を積極的に展開してまいります。
2.「青山ファーマーズマーケット」への出展
市ではこのたび、NPO法人「Farmers Market Association(ファーマーズマーケット アソシエーション)」が主催する、東京都の『青山ファーマーズマーケット』に出展いたします。
出展日は、7月26日(土曜日)と27日(日曜日)の2日間で、いずれも午前10時から午後4時までとなっております。
青山ファーマーズマーケットは「野に良く、人に良く」をコンセプトに、全国の農家や農業法人、自治体などが参加し、丹精込めて育てた野菜や果物などを、作り手自らが来場者に直接販売するマーケットです。毎週末、東京・青山で開催されており、生産者と消費者が対話を通じてつながることができる場となっております。
これまで当市では、期日が指定された各種物産展等への出展や支援を行ってまいりましたが、出展品の多くは加工品が中心となり、当市の主力産業である農産品については、収穫時期と合わず、十分な品目を首都圏で提供できないという課題がありました。
その点、青山ファーマーズマーケットは通年で毎週末開催されているため、生産者が自身の収穫時期に合わせた旬の農産品を出展できるという大きな利点があります。また、来場者との対面販売により「産地と産品」の両面から「北秋田市」の魅力を発信することができる貴重な機会となります。
なお、今回の7月の出展に加え、今年度は11月の出展も予定しております。
3.秋田内陸線「田んぼアート」
秋田内陸線沿線の夏の風物詩「田んぼアート」が、見頃を迎えつつありますので、お知らせいたします。
今年の絵柄は、こちらのパネルにあるとおりで、北秋田市の3か所と仙北市の2か所、あわせて5か所でご覧いただけます。
北秋田市内の3か所についてご紹介しますと、小渕地区では「クレヨンしんちゃん」家族都市プロジェクトの一環として、主人公・しんちゃんが秋田犬の着ぐるみをかぶった可愛らしいデザインを田んぼアートで再現しております。
小ケ田地区では「みんなと広げる笑顔の輪」、平里地区では「ないりっくんと一緒にレッツゴー!」のテーマで、それぞれ一般公募により選ばれたデザインが描かれています。
今年も、内陸線の車窓から最も美しく見えるように工夫されており、走行中には、田んぼアートに差しかかると、写真撮影がしやすいよう列車を徐行運転しております。
沿線に広がる緑豊かな自然とともに、ぜひ内陸線にご乗車いただき、夏ならではの風景をお楽しみください。
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「田んぼアート」の絵柄完成予想図