2025年06月14日
コンテンツ番号18925
ダイナミックで精巧な杉のアート
(2025年6月14日)
東北チェンソーアート競技大会実行委員会(福森卓会長)主催の第18回「東北チェンソーアート競技大会 in 北秋田」が6月14日(土曜日)から15日(日曜日)に県立北欧の杜公園で開催されました。
チェンソーアートは、木を切るチェンソー(電動式ノコギリ)を駆使して、丸太を動物や人物など様々な形に彫刻するもので、迫力あるチェンソーの轟音とともに1本の丸太から芸術的な彫刻作品が削り出される様子は、ダイナミックでありながらも繊細な技術を要します。
この大会は、平成20年の全国植樹祭の開催を記念して始められたもので、杉などの地域資源の利活用と自然環境の保全に努め、地域住民との交流と地域活性化を図ることを目的として開催されています。
開会式では、開催地を代表して津谷市長が「本日は北秋田市へおいでいただき誠にありがとうございます。また、18回目の大会を迎えるにあたり、ご尽力いただいた福森会長、実行委員の皆さんをはじめ、関係機関の皆さま方に心より感謝申し上げる。今回も実行委員会の方々が、北秋田市産の大きな杉の木を用意してくれたので、非常に掘りがいがあると思う。選手の皆さんが日ごろ鍛えている技術と、大小様々なチェンソーを使って素晴らしい作品を作り上げていく姿をたくさんの人たちが楽しみにしている。素晴らしい作品ができあがることを心からお祈り申し上げる。今日も気温が高いので、体調には十分に気をつけて、精一杯頑張ってください。」などと選手を激励しました。
今大会のオープンクラスには、地元北秋田市のほか、青森県、山形県、岩手県、神奈川県、群馬県、山梨県、新潟県、富山県、石川県から計12人のチェンソーカーバー(※チェンソーアートを行う人)が参加し、2日間(約9時間)にわたる芸術作品に取りかかりました。
今年の丸太は昨年より幹回りが比較的細く、午前中の段階で大まかな全体像が出来上がっている選手も見られました。カーバーたちは試行錯誤を繰り返し、大小様々なチェンソーを使い分けながら、思い思いの作品作りに熱中していました。
2日目の最後には作品オークションが行われ、競技大会で制作された作品が希望者に販売されました。
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市長の合図で午後の部がスタート! -
競技大会の様子 -
脚立を使用して360度削っていく -
力強い猛禽類の目を表現 -
鶏の形に削っていく選手 -
柔らかで優しい微笑みを表現 -
馬の逞しいたてがみを豪快な削りで表現 -
刃の先端でフクロウの細かな羽を掘る